「自己中」と言われてムカッときたらケチくさい自分を認めよう

親子、夫婦、上司と部下などどんな関係性であっても、相手の気持に寄り添えないという自覚がある方、もしかしたら「無自覚に溜め込んでいる欲求不満」が影響しているかもしれません。今回の無料メルマガ『東北の人気メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では心理カウンセラーの吉田こうじさんが、そんな不満を解消するために実行すべき「5つのステップ」を紹介しています。

自己中な自分でいいじゃない

突然ですが、「あなたってケチな人ですね」ってもしも身近な人に言われたら、きっとあなたは不快になるかと思います。じゃあ、「あなたって自分の利害を中心に考える人ですね」って言われたらどうですか?やっぱり不快に感じますよね。

でも、よくよく考えてみると、私たちが何かを選択し、実際に行動する際って、「自分が得すること、損をしないこと」を中心基準にして考えていたりしませんか?僕自身、「◯割引」「無料サービス」「バーゲンセール」「タイムサービス」とかには敏感に反応します^_^

他の例で言うと、身近な人が「遺産相続で裕福になった」とか「株で大儲けした」みたいな話を聞くと、なぜか自分が損をしたような気分になりませんか?面白いことに、自分にはなんの影響もないはずなのに、身近な人が得をすることが許せなかったりすることがあるのが私たちのようです。

でも…本心では「損得」について考えているのに、大人になるにしたがってそのことを露骨に表現することをためらう…むしろ隠そうとして頑張る…そう言うことをするのも私たちのようです。

本心では「自分の損得」を中心に考えているにもかかわらず、そういう自分のことを「ケチくさい」とか思って認めようとしない…。認めることができないから、もっともらしい屁理屈を考えて自分を納得させようとする…。でも屁理屈で処理できない場面に遭遇すると、感情の制限ができなくなって途端にキレる…。

たとえば、公園の遊具で遊んでいる子供は、自分が夢中になって遊んでいる遊具を誰かに渡そうとはしません。誰かがその遊具を狙っている気配を察すると、その遊具を独り占めしようとして、ことさら大袈裟に遊んだりします。そういう子供の様子をみたとき、周りの大人たちは「子供だからね~^_^」の一言で済ませたりします。

じゃあ、これと同じことを大人がやったらどうでしょうか?きっと周りからは「がめつい」「ケチくさい」「自己中」「非常識」などと、ボロクソに非難されるのではないでしょうか?だから、大人になっても公園の子供のような振る舞いを平気でする人は、かなり少数派かと思います。

でも、「自分だけで独り占めしたい」という独占欲は、たとえ大人になったとしても本当はあるはずです。それを大人の場合は、「マナー」とか「社会性」や「道徳」みたいな理屈で合理化することで、独占欲を抑えてつけているだけなのではないかなって思うんです。ただそれも、あくまでも抑えただけで、独占欲が消滅したわけではありません。

この「消滅したわけではない」という部分がポイントです。

レース解説が細かすぎる増田明美に永六輔が与えた「アドバイス」

選手のプライベート情報をふんだんに入れ込むなど、独特なマラソン解説が人気の増田明美さん。しかし、競技引退後に初めて務めたラジオパーソナリティの仕事は散々なものだったそうです。そんな彼女に飛躍のきっかけを与えてくださったのが、パーソナリティの大先輩、永六輔氏。彼は増田さんに、どんなアドバイスを授けたのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』で、増田さん自らが語っています。

前を向く力が湧いてくる話──増田明美さんが語る

スポーツジャーナリストやドラマのナレーターなど幅広く活躍する増田明美さん。マラソン選手を引退し、スポーツライターとしてスタートした28歳の時、心の支えとなった人物が作詞家の永六輔さんでした。

『致知』最新号では、当時のいろいろな失敗談を交えながら、永六輔さんとの思い出を語っていただいています。


1992年28歳で引退し、第2の人生をスポーツライターとしてスタートしました。半年後にラジオのパーソナリティのお声が掛かり、挑戦することに。

ところが最初は「結納」を「けつのう」、「門松」を「もんまつ」などと幼稚な読み間違いを重ね、リスナーの方から小学生用の国語辞典が送られてくる始末でした。

そんな私がいま、スポーツ解説やナレーションなどで活躍できるようになったのは、永六輔さんのおかげです。同じ局で番組を持っていらっしゃった永六輔さんは、失敗を繰り返して落ち込む私を気に掛け、いろんな話を聞かせてくださいました。

永さんの語りが大好きだった私は、「どうすれば永さんのように、風景や匂いが伝わるような話ができますか?」と聞いてみました。その時永さんからいただいたアドバイスは、いまも私の仕事のベースになっています。

「自分が会いたい人、興味のある事柄については現場に行きましょう。五感で感じたことを、ありのままに自分の言葉で話すといいですよ」

「取材というのは材を取るって書くでしょ。だから人前で話す時は、元になる材料を仕入れておかなければいけません」

1993年に初めて世界陸上の解説という大役をいただいた時、私はそのアドバイスをもとに、事前に出場選手を徹底取材して得た情報をフルに活用して本番に臨みました。

それをご覧になった永さんからいただいた「増田さんの解説は金メダルだ」という言葉は、一生忘れることはありません。


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渡部建の謝罪会見に思う、叩かれる人・叩かれない人の差と正義マンへの違和感

「多目的トイレ不倫」で世間の耳目を集め、芸能活動を自粛中だったお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(48)。3日夜に遅すぎるとも言える謝罪会見を開き、その様子はネットで生中継されました。サッカー情報で人気のメルマガ『J3+ (メルマ)』の著者じじさんは、渡部の会見を視聴し、不倫問題を起こした芸能人でも叩かれる人と叩かれない人がいることに強い違和感を覚えたとしながら、第三者が大騒ぎしてとやかくいう問題ではない、と持論を展開しています。

【芸能界】 渡部氏の謝罪会見を視聴、どうも気になる「正義マン」への違和感

2020年は東京五輪で盛り上がるはずだったがコロナ一色の1年になった。最近では東日本大震災が発生した2011年以来の「ネガティブなニュースの多い1年」になったが、未だにコロナの騒動は収まっておらず。むしろ、本格的な冬を迎えるこれから感染者数や死亡者数が増えそうな流れになっている。JリーグのシーズンはJ1もJ2もJ3も何とか全日程を消化できそうな流れになっているが、日本代表の国際Aマッチはほとんど開催されず、年代別の日本代表の国際大会は男子も女子もほとんど全てが中止や延期になった。

2021年は2年連続の五輪イヤーになる。明るい話題の多い1年になってほしいと思うが、今、日本で話題になっているのはアンジャッシュの渡部氏の件になる。不倫騒動で6月10日(水)から無期限活動自粛中だったが、大晦日に放送される人気TV番組での復帰が噂されており、12月3日(木)の夜に会見を行った。

芸能リポーターと呼ばれる人に囲まれながらの謝罪会見になったが、夜の19時から行われた。さすがに地上波での中継はなかったが、ネットメディアが生配信しており、多くの人がリアルタイムで謝罪会見を視聴した。

芸能活動を再開させるためにはうまく謝罪会見を乗り切らないといけないので「どんな風な態度でどんな風にコメントするのか?」は興味深かったため配信を視聴したが、最初の10分ほどで断念した。芸能リポーターと呼ばれる人たちが渡部氏を取り囲んで矢継ぎ早に質問をして糾弾する様子は、観ていて違和感を覚えた。

渡部氏は芸能リポーターの質問に対して同じような回答ばかりだったので「ボキャブラリーの少なさ」に驚いたが、「芸能リポーターを含めたマスコミに批判の声が集中するだろう」と思える会見だった。

「芸人なので笑いを取るべき」「謝罪会見の場でネタに走るべき」という声もあったが、さすがに難しい。今のご時世であれば120%の確率で逆効果である。「神妙な顔をしてとにかく謝罪をする」というのがベストな道だといえるが、そもそもとして誰に対しての謝罪なのか?は分からない。

「なぜ、謝罪会見をしないのか?」という声は多かったが、謝罪会見をする/しないに怒っていた人は高確率で「騒動から半年後の謝罪会見は遅すぎる」「今頃になって謝罪会見をするなんて」と憤っているだろうと思われる。

「2900円」でPCR検査が可能に。菅政権には“できない”低価格に予約殺到

新型コロナウイルスのPCR検査を2900円(税別)で受けられる民間の検査センターが4日、東京・新橋駅前に開業した。完全予約制で1日当たり最大780人を検査できるが、すでに予約が殺到していると時事通信などが報じている。

新橋駅前に「2900円」のPCR検査センター開業

これは木下工務店などを傘下に置く木下グループが開業したPCR検査センターで、検査は唾液を採取するだけで所要時間は約3分。結果は翌日にメールで通知されるという。

営業時間は平日が午前8時~午後9時となり、土日祝日も営業。ウェブサイトか店舗にあるQRコードを読み取り、予約すれば誰でもPCR検査を受けられる。

個人向けのPCR検査は数万円かかることもあるが、木下グループは医療法人を持つ強みを生かし、キットを一括で大量購入するなどして、検査費用わずか2900円という低価格を実現した。

今後は新宿の歌舞伎町など首都圏で6店舗に広げ、地方にも出店する計画だという。

木下グループではこの他にも企業や自治体などに検査キットを配送する形での検査の受け付けも開始していて、来月までに合わせて一日あたり2万件の検査の実施を目指すとしている。

【関連】竹中平蔵よ大罪を償え。元国税が暴く賃下げと非正規、一億総貧困化のカラクリ

東京都は4日、新型コロナウイルスの感染者が新たに449人報告されたと発表。1日の感染の確認が400人を超えるのは3日連続となる。

感染者が増加しているだけに、低価格で受けられるPCR検査の需要はこれからさらに高まりそうだ。

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なぜ現実から目を背ける?「真のリアリズム」を知らぬ平和ボケ日本

以前掲載の「アメリカも未だ警戒。なぜ、世界は『日本』を恐れているのか?」といった、国際政治を取り扱う記事にたびたび登場する、シカゴ大学政治学部教授のジョン・ミアシャイマー氏。代表的なリアリストとして知られるミアシャイマー氏ですが、そもそも「リアリスト」とはどのような思想を持つ人々なのでしょうか。今回の無料メルマガ『日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信』では、戦略学者の奥山真司氏がかつてリアリズムについて書いたテキストを改めて掲載し、リアリストの考え方を明らかにしています。

「リアリスト」とは

「アメ通」運営です。

番組中ではこれまで何度もそもそも「リアリズム」とは何のなのか?という解説・説明はしてきましたが、このところまた、「リアリズム」が話題に上がることが多くなってきましたので、改めて、以前、奥山博士にお願いして書いて頂いたテキストが簡潔でツボを押さえているので、再度ご紹介します。

「リアリスト」とはそもそもどういう考え方をする人達なのか?

日本で「リアリスト」というと、あえて大雑把にいえば、いわゆる「現実派」というイメージになります。汚い仕事からも目をそらさず実行するという「実務派」という意味でとらえられがちです。

これはアメリカでも同じであり、政治信条などを度外視して、生臭い権力闘争や、利権の力学で政治をおこなう実務派たちを「リアリスト」と呼ぶことがあります。例えば、チェイニー元副大統領などがその代表的な人物であり、血の通わない冷酷な人物である、とみられがちです。

しかし、ここで解説したい「リアリスト」というのは、そういった政府の「実務派」といった意味合いではなく、「国際関係論」(International Relations)という学問の中の「リアリズム」という理論を信じる学者たちのことになります。

ドコモが女性上司の「ゲイバー」セクハラを隠蔽。新料金プラン以上の衝撃

NTTドコモの社員だった男性(36)が、上司に連れて行かれたゲイバーでセクハラ被害を受けたなどとして、同社と上司2人を相手取り、約460万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたと時事通信などが報じている。ドコモは3日、20ギガバイトで月額2980円という他社を圧倒する格安料金プランを発表。思い切った戦略でドコモの評価が上がっていただけに、冷や水を浴びせるようなニュースが明らかになってしまった。

「ゲイバー」で男性社員がセクハラ被害

記事によると、元社員の男性は女性上司に東京都内のゲイバーに連れて行かれた際、店員に顔をなめられたり、下半身を触られたりしたが、上司は全く止めることもなく爆笑していたという。

男性が店側に抗議すると、「ドコモの飲み会はいつもこうだから、ごめんなさい」と言われたといい、他の社員も同様の被害を受けていた可能性が高い。

【関連】OB訪問アプリ悪用、就活女子大生のカラダを狙う「リクルート脳」の歪んだ欲望

また、別の男性上司からもパワハラを受けたとして、社内のコンプライアンス窓口に申告したが、男性は別の部署へ異動となった。これらが原因となり、精神的ダメージを受けた男性は2019年4月から休職し6月に退職した。

男性から訴えを起こされたことに対し、NTTドコモは「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

せっかくの「新料金プラン」も台無し

会社の上司によるセクハラやパワハラが後を絶たない。その根底には加害者側に「自分がハラスメントをしている」という意識の希薄さがある。

今回のNTTドコモのケースも、ゲイバーに連れて行ったという女性上司は「ノリでやっていた」と答えていたといい、被害に遭った男性の気持ちは何も考えていなかったに違いない。

セクハラに関しては、男女雇用機会均等法において事業主に対してセクハラ防止措置が義務付けられており、パワハラに関しても大企業では2020年6月、中小企業では2022年4月からパワハラ防止法が施行されている。

【関連】「小室圭問題」よりも遥かに深刻。いま皇室制度が抱える真の危機

ユーザーを驚かせるような新料金プランでせっかく企業価値を高めても、パワハラやセクハラが明らかになっては評価を下げてしまう。ネットからはNTTドコモに対して厳しい声が上がっている。

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安倍前首相の逮捕はいつか。「桜」で聴取要請した東京地検の本気度

ついに東京地検特捜部が安倍前総理に任意の事情聴取を要請した、「桜を見る会」の懇親会を巡る問題。そもそもなぜここに来て突然、読売新聞やNHKといった、安倍政権を擁護してきたメディアがこの問題に関するスクープを連発し、「安倍応援団」と揶揄された人物たちが前総理の批判を口にするようになったのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では、元全国紙社会部記者の新 恭さんがその裏側を推測するとともに、国会を軽視する新旧の首相を厳しく批判しています。

桜疑惑再燃の舞台裏で火花を散らす新旧首相

さぞかし、菅首相の心中は穏やかではなかったに違いない。

病を得て退陣したはずの安倍前首相が、薬で元気をとり戻すや、何事もなかったかのように各種会合に顔を出して、「私なら1月に解散する」などと、お節介な発言をしていたのだから。

在職中いろいろ批判はあったが、小泉元首相の勇退後などは、潔く、静かなものだった。後任首相の安倍晋三氏に影響を及ぼすような言動は控えねばならぬという当然の心得があったからだろう。“武士のたしなみ”といえるものかもしれない。

当の安倍晋三氏には、そんな心得などみじんも感じられない。俺はまだやれるぞ、とアピールするのに躍起だ。

前のトップが求心力を維持するために動き回る。「嫌な感じ」というのが、菅首相の本音ではないだろうか。ただでさえ、来年の総裁選で安倍前首相を担ぎ出そうという凝り固まった連中がうようよしている党内事情だ。

おまけに、就任早々、日本学術会議の任命拒否問題でつまずいたかと思うと、このところの新型コロナ感染急拡大である。安倍氏のチョロチョロした動きが、ただでさえ高ぶりがちな神経にさわったであろうことは想像に難くない。

まるで、そんな現総理の腹のうちを見透かしたかのように、東京地検特捜部が、安倍氏の地元秘書らを「桜を見る会」疑惑で事情聴取した。それをスクープしたのが読売新聞やNHKだった。

「桜を見る会」の前夜祭を巡り、安倍氏らに対して政治資金規正法違反容疑などでの告発状が出されていた問題で、東京地検特捜部が安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取をしていたことが、関係者の話でわかった。特捜部は、会場のホテル側に支払われた総額が参加者からの会費徴収額を上回り、差額分は安倍氏側が補てんしていた可能性があるとみており、立件の可否を検討している。

【独自】安倍前首相の公設秘書ら、東京地検が任意聴取…「桜を見る会」前夜祭の会費補填巡り(11月23日12時32分 読売新聞オンライン)

会場のホテル側が作成した領収書には去年までの5年間にかかった懇親会の費用のうち安倍前総理大臣側が少なくとも800万円以上を負担したことを示す内容が記されていることが、複数の関係者への取材で新たに分かりました。

“安倍前首相側 800万円以上負担”示す内容 ホテル側領収書に(11月23日19時33分 NHK)

安倍政権を応援してきたメディアが、手のひらを返したように、安倍氏を追い詰めるようなニュースを他社に先駆けて報じたことが、あれこれと想像をかきたてる。

たとえば、菅首相の腹心といえる警察庁公安畑出身の元内閣情報官、すなわち杉田官房副長官、もしくは北村滋国家安全保障局長が、法務省ルートで得た情報をリークし、読売やNHKの司法担当記者が特捜幹部への夜回りで裏を取って記事にしたのではないかというようなものだ。

もちろんこれは、加計学園の獣医学部新設をめぐる「総理のご意向」文書を本物だと証言した元文科省事務次官、前川喜平氏が出会い系バーに出入りしていると読売新聞にリークして書かせた杉田・北村コンビの“実績”から連想されるものにすぎない。

政官界の闇の深さははかりしれないが、いくらなんでも安倍前政権から重用されてきた杉田、北村コンビがそのような真似はしないだろう。菅首相も官房長官時代に口裏を合わせてきた身である。

ここは検察担当の読売、NHKの社会部記者が、政治部とは違う心意気で、夜討ち朝駆け取材を敢行し報道したと受けとめておこう。

香港の次は台湾。中国の時代錯誤な「独立派」取り締まり脅迫の手口

香港の民主化運動を力でねじ伏せた中国ですが、台湾に対する脅迫の手を緩めるつもりもないようです。先日香港紙に掲載された、「中国が台湾独立派のリストを公開し生涯責任を追求する」との記事を紹介するのは、台湾出身の評論家・黄文雄さん。黄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、こうした動きに出る習近平政権の思惑を考察するとともに、今回の脅しの手口を「時代錯誤の失笑もの」とバッサリ斬り捨てています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年12月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中国】香港の次は「台湾独立」派を取り締まる中国

中国「台湾独立派リスト」公表へ 香港紙報道「生涯責任を追及」

中国当局が「台湾独立分子」のリスト、いわゆる「ブラックリスト」を作成し、リストに名前が載った人物には「生涯責任を追及する」と公言しました。以下、報道を一部引用します。

中国系香港紙の大公報(電子版)によると、リストに記載された人物は刑法が定める「国家分裂罪」のほか、台湾独立阻止を狙った2005年の「反国家分裂法」や15年の「国家安全法」違反に問われる恐れがある。

 

一方、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)によると、リスト化は2年前から検討されていたが、ポンペオ米国務長官が12日に「台湾は中国の一部ではない」と発言したことなどを受けて実施を決定した。米国の次期政権誕生後に公表される見通しという。

 

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は17日付社説で「(リストアップされた人物は)香港やマカオ、大陸(中国本土)の地を踏めなくなり、他国訪問も危険な旅となる」と警告した。外国人がリスト化された場合、中国入国時に拘束される恐れがある。

中国「台湾独立派リスト」公表へ 香港紙報道「生涯責任を追及」

サウスチャイナによると、次期米政権の始動後にリストを公表する見込み。台湾事務弁公室は報道を受けた談話で、リスト作成を明言しなかったものの、国家主権と領土の保全への挑戦を「絶対に許さない」と主張。共産党機関紙、人民日報系の環球時報英語版(電子版)は蘇貞昌行政院長(首相)らがリストに入ると伝えた。これに対し、蘇氏は「国(台湾)と人民を守り、威嚇に屈しない」と述べた。

台湾独立派のリスト作成へ 中国、制裁や立件を想定

ずいぶんな脅しです。しかし、こんな脅しやブラックリスト作成は、中国共産党のお得意分野で、今さら公言するまでもなくこれまでも行われてきました。なぜ今、わざわざこのようなことを公言するのでしょうか。

上記の報道にもあったように、トランプ政権になってから台湾とアメリカの距離が縮まりました。バイデン政権がどう出るか、まだ具体的には分かりませんが、コロナ対策なども含めて台湾が世界で存在感を増しているのは事実です。そこで、焦った中国が今さらこのようなことを公言しているのではないか、というのがメディアの論調です。

報道によれば、バイデン米大統領の誕生とあわせてリストを公表するとありますが、そもそも公表しないから「ブラック」なわけで、公表してしまったら「レッドリスト」です。

日本の大問題。自分の頭で考える子ばかりがいじめられる妙な空気感

学校や職場、そして普段の生活の中にも存在する日本独特の問題、それは「集団圧力」という空気感です。この「異なる考えの人間を排除する」問題ですが、みなさんも日本で生活していれば一度は心当たりがあるのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では、その「集団圧力」が「いじめ」に発展してしまったという事例を紹介し、その解決方法を教えてくれています。

集団圧力に負けない、正しく考える力とは

小学生や中学生の「いじめ相談」を受けていますが、子育ての相談にのることもあります。その中で、学校文化、いわゆる日本独特の問題につきあたることがあります。つまり、欧米では問題にならないのに、日本では問題になるということです。それは、価値観の問題でありますが、「集団圧力」という空気が支配する問題です。

少し前のことです。2学期が始まってすぐ、ある公立中学生男子のお母さまから、相談がありました。息子さんは、成績優秀で英語とピアノが得意ですし、スポーツもそこそこにできる子なのですが、すこし頑固なところがあります。

お母さまは、仕事休みの日にたまたま中学校のグラウンドの横を通りかかり、自分の息子さんが、体育大会の集団演目である、演舞というか集団ダンスの練習をしているのが目に入りました。そこで息子が参加してはいるのですが、手足をふる程度で、いかにもいやいや付き合っている様子で、参加しているとは言い難い姿を見たのです。そんなことをしているのは自分の息子だけだったそうです。

指導の先生も冷たい視線を送っていますし、周囲の子も遠まきにしており、関わり合いたくない様子です。きっと何度も注意されたのでしょうが、指導にしたがわなかったのでしょう。

「このままでは、体育の成績が悪くなり、希望の高校受験に失敗してしまう」と、お母さまは思ったそうです。その都市では、高校受験に内申点がかなり重要視されており、英語や数学がよい成績でも、音楽、美術、体育などの内申点が「1」だと志望校入学が難しいのです。

本人はお母さまに、「やりたくないから」と言うだけです。お母さまはオロオロしてしまい、担任の先生と話をしたようですが、「中3という、この時期に信じられません。彼のやる気のなさの問題です。家庭に問題があるのでは?」と言われてしまい、泣き崩れてしまいました。

財務省の呆れた現実無視。深刻な人手不足も介護の報酬引き上げず

厚生労働省が公表した今年9月の訪問介護職の有効求人倍率は15.47倍と人手不足に拍車がかかっていることが明らかになりました。ヘルパー自身が高齢というケースも多く、コロナ感染を心配し離職する人も多くなっているようです。問題の根本は、低賃金を筆頭とする労働環境の劣悪さにあると語るのは、メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』著者で健康社会学者の河合薫さんです。このままでは介護現場の崩壊は目に見えているにも関わらず、介護報酬の引き上げを拒否する財務省に批判の声を上げています。

財務省はスルー?介護現場崩壊の危機

なんと、ホームヘルパーなどの「訪問介護職」の有効求人倍率が15倍を突破してしまいました(9月時点)。すべての職種の平均と比べるとおよそ16倍、介護職全体と比較してもおよそ4倍の高さとなります。

訪問介護職の存在は、いわば「介護の最後の砦」です。「家族で、在宅で!」を基本とする国の介護福祉制度の中で、家族の役割を代行してくれているのが、訪問介護のヘルパーさんです。

しかしながら、賃金が破格の安さで、多くの人が「ゼロ時間契約」で働かされています。ゼロ時間契約とは、就労時間の保証がない契約のこと。つまり、賃金保障もないままにその時々に求められた時間だけ働く雇用形態です。

訪問介護ヘルパーの場合(正規以外)、待機時間に対する賃金は基本的に支払われませんし、訪問先間の移動費や、事業所に連絡する電話代などもすべて自分持ちになってしまいます。丸一日フルに働いても7000円程度にしかならないのに、仕事に関わる諸経費は手弁当でやるしかないのです。

訪問介護の仕事は、相当の覚悟と利用者との信頼関係がなくては成り立ちません。「身体介護」では、蒸しタオルで洗顔し、着替えを手伝い、失禁のため体を拭き下着を取り換え、シーツなどを洗濯し、「生活援助」では、食事の準備、掃除、洗濯、ゴミ捨てをし、「入浴介助」では血圧や体温をチェックし、洗髪と洗身をし、それらの合間に食器洗い、夕食の準備をして、洗濯の取り込みをし…etc. etc.。自転車での移動中におにぎりや肉まんをほおばり、移動、介護、移動、介護、移動、介護の繰り返しです。

そんな「介護の最後の砦」の唯一無二の訪問介護ヘルパーさんたちが、このコロナ禍で「感染できない、感染させたくない」という不安から、離職するケースが相次ぎ、有効求人倍率15倍を突破するという、深刻な事態に陥ってしまったのです。

そもそも“人間力”が求められる訪問介護ヘルパーさんは、年齢の高い人が多いのです。約4割が60歳以上、65歳以上は2割。10年後にはほとんどのヘルパーさんが引退する可能性が高いことから、近い将来「絶滅危惧種」となることが危ぶまれていました。

つまり、「15倍」という数字は、介護現場の崩壊の始まりを意味しています。それは介護が必要なのに受けられない「孤立した高齢者」が日本中に溢れる火ぶたが切られてしまったことでもある。なのに、悲しいかなこの危機感は霞が関に全く届いていません。