どんな餌より食いつき良し。完全無添加ペットフードの「意外な原料」

さまざまな理由で一般の流通ルートに乗らない、利用価値の乏しい魚の存在をご存じでしょうか。そんな「未利用魚」の意外な活用法を取り上げているのは、世界初のパクチー料理専門店の運営などで注目を集め、今年1月1日には千葉県鋸南町に「パクチー銀行」を設立した株式会社 旅と平和の代表取締役社長・佐谷恭さん。佐谷さんは今回のメルマガ『佐谷恭の「パクチー起業論」』で、知人が考案し製造販売する完全無添加ペットフードの「実力」を紹介しています。

 

未利用魚

日本の漁業において、獲れたけど市場に回らない魚はかなりの量になるという。そういう魚は一部は養殖に、でも大部分は行き場がなくて捨てることが多いらしい。

2020年11月に三重県の須賀利漁港を訪れた際、漁業を体験しながらこの話を聞いた。居酒屋から漁業に参入したゲイトという会社の五月女さんが、居酒屋の仕入れや資源の未来を憂慮して、根気づよく挑戦した結果、須賀利で漁業権を獲得した。

「売れる魚」とは、僕らの誰もが聞いたことのあるメジャーな魚である。一匹ずつ値段がつく。一方で、小魚やマイナーで市場に出回らない魚は、まとめて10円とか、引き取ってくれればいい方だとか、そんな感じだそうだ。

漁業権をもらうのはとても難しい。よそ者を入れているところは極めて少ない。その理由の一つが、自分たちの権利(利益)を、新規参入した者(会社含む)が持って行ってしまう危惧があるからだ。

ゲイトはその心配を解消するため、「売れる魚」はすべて漁協に納めている。そして、売れない魚、つまり「未利用魚」を居酒屋で使えるように加工する。そのための加工場もつくってある。

10店舗ほどあった店舗を、コロナウイルス騒動の苦境で一気に1店舗にまで減らした。そんなタイミングで僕は五月女さんに会った。そして、先月久しぶりに会ったらすでに店舗は無くしていた。

居酒屋と漁業が象徴的だが、彼は無数の事業をしている。僕が2泊3日間須賀利にいたときも、次々と想像もしないジャンルの人と打ち合わせをしていた。少なくとも週に10件ぐらいはアイデアを誰かに提案して推進させる。

最新ネタは、未利用魚でつくったペットフードだった。水揚げされてから1時間以内に高圧をかけて加工する。鮮度抜群。犬や猫は、その商品と1時間以上経ってから加工したものを、100%の確率で判別する(後者を食べない)そうだ。人間はほとんど判別できないらしい。

完全無添加のペットフードの話を聞いて、「面白いですねー」とつぶやいたら、数日後に150袋ほど送られてきた。ゲイト社と協議の上、とりあえず商品を知ってもらうために配ろうということになったので、ペットを飼っている人を見つけては配ってみた。

まだ7~8人に配ったのみだが、反応がすこぶる良い。これまで与えていたどんなエサよりも食いつきがいいとのこと。あまりに食いつきが良すぎていままでのエサを食べてくれなくなるのではと思い恐ろしくなったと複数の人から言われたぐらい。

今後どのような展開になるかは分からないが、配布や販売に協力してみることにした。パクチー銀行の店頭でひっそり販売(or配布)していく。

と思ったら行動の早い五月女さん。パクチー銀行専用の通販サイトまで作ってくれた。パクチー銀行と言う名の、無添加ペットフード専門店がオンライン上にではあるが、できてしまった(笑)。

ペットを飼っている方は、ぜひお試しください。

パクチー銀行

※ 鋸南に来ていただければ差し上げます

 

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ゴルフレッスン歴38年のプロが伝授する「最高のバンカーショット」習得法

多くのゴルファーが苦手とする、バンカーからの脱出。ツアープロであっても苦戦を強いられることが多いバンカーショットですが、とある法則の理解が、「1打脱出技術」を身につける助けになるようです。今回のメルマガ『尾林弘太郎のロジカルゴルフ(R)~実践スコアアップ進学塾』では、今年でゴルフレッスンキャリア38年目を迎えたという尾林さんが、そんな法則をレクチャー。動画を用いつつ初心者にもわかりやすく解説しています。

バンカーショット特集

寒かった冬も終わり春を迎えています。

今回からロジカルゴルフ実践塾は明確なテーマを絞りメルマガで伝えられる技術を深い情報にして解説させていただきます。

今回は「バンカーショット」をテーマにしています。

※ グリーン周りのガードバンカーになります。

ロジカルゴルフ格言

 

「最高のバンカーショットはバンカーに入れない事!」

このメルマガ読者の方は既に実行していると思います。

皆さんがコースラウンドする時に1Rで平均何回のバンカーショットをプレイしますか?

そしてバンカーショットの打数とバンカーに入る数を振り返ってほしいと思います。

私のプレイ内容でのバンカー突入率は「0.8回/18ホール」になります。

JGTOのデータを確認いただければスーパー技術を持っているツアープロでもバンカーからはパーセーブが少ないことが理解できると思います。

セーブ50%で相当上位である現実を理解してください。

そしてプロトーナメントの状況は一般営業コースと比べると砂チェックなどを行いフェアな状況での数値になるわけです。

名門コースは別としてアベレージゴルファーがプレイするコースのアンフェアな状況を簡単にお伝えします。

  1. 各バンカーによって砂質が違う
  2. セルフプレイの場合、バンカーショットの後、マナーが良くないゴルファーが馴らしていない為、ライが目茶苦茶!
  3. バンカーによって砂の量が違う

1~3の状況が高い確率で起こるのがバンカーになります。

つまり上級ゴルファーでもスウィングしてみないと、わからないという状況になりやすいことを理解してください。

 

中国と戦争すれば「米軍敗北は必至」という事実を日本メディアが伝えぬ理由

前政権の対中強硬政策を踏襲し、台湾海峡問題についても積極的な関与姿勢を見せるアメリカ政府。先日行われた日米首脳会談後の共同記者会見でも、バイデン大統領は台湾有事の際に軍事介入を行なうことを明言しましたが、そもそも米軍は中国人民解放軍を打ち負かすことが可能なのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、アメリカ国内の専門家の間では台湾危機における米軍の敗戦予測はほぼ常識となっているとし、彼らがそう判断する根拠を列挙。さらにこれらの「常識」が日本で報じられない理由を明かしています。

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2022年5月30日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

そうは言っても米国は中国に勝てるのか?/バイデンの「台湾有事介入」宣言の裏側の現実

バイデン米大統領が5月23日、日米首脳会談後の会見で台湾防衛のために軍事的に関与する用意があるかと問われ、「ある。それがわれわれの決意だ」と答えた。いよいよキッシンジャー以来のこの問題についての「戦略的曖昧さ」を投げ捨てたのかとか、いや彼がこういうことを言って国務省や国防総省がやんわり否定するというパターンはこれで3回繰り返されていて驚くほどのことではないとか、ひとしきり取り沙汰されたが、これを巡る本当の問題は、仮に彼が台湾防衛のために中国と戦うことになったとして、果たして勝てる可能性はあるのか、ということである。

28日付「ニューヨーク・タイムズ」論説欄で米スタンフォード大学のフリーマン国際問題研究所のオリアナ・マストロ研究員は「バイデンは台湾を応援すると言うが、本当か?」と問いかけた。彼は、自分がこれまでに参加した10件以上の米中戦争のゲームや机上演習で、米軍は、中国軍を撃退することができずに、多大な損失を被りながら敗退したと指摘。だとすると、バイデン発言はたぶん中国の攻撃を抑止することを目的としたものなのだろうが、そうなるのであれば結構なことだと、かなり皮肉な調子で述べている。

海軍力の差は歴然

彼が指摘する台湾有事の実際における中米間の戦力格差は次の4点である。

第1に、20年前には中国の練度の低い陸軍とほとんど時代遅れの海空軍には勝ち目がなかった。しかし20年間におよぶ軍の近代化を通じて中国は今や世界最大の海軍を保有している。それに比べて米国が台湾の紛争に投入できる船舶は遥かに少ない。また中国のミサイル部隊は洋上の船舶に目標を定める能力を持っており、米国の戦力投入の主な手段である空母を壊滅させることができる。

第2に、米国は世界最先端のジェット戦闘機を保有しているが、それらが台湾海峡で無給油で作戦行動できる圏内には日本の2つの基地〔嘉手納と横田〕しかない。それに比べて中国は台北から500マイル以内に39の空軍基地を持つ。

第3に、中国の指導者が米国を巻き込んだ戦争を覚悟した時には、まずこの地域の米軍部隊に先制攻撃を仕掛ける以外に選択はない。その場合、日本にある主な米軍基地と空母がミサイル攻撃の対象となるだろうが、これに対しては米軍がいかに訓練と経験を積んでもほとんど役に立たない。

第4に、米軍は長い距離を超えて戦力を投入しなければならないので、それだけ中国の電子・サイバー戦争能力に対して脆弱にならざるを得ない。中国は米軍の輸送司令部のネットワークをサイバー攻撃により撹乱し、また衛星を打撃して通信、ナビ、目標設定、指令制御を妨害するだろう。それに対して中国側は、本拠地にあってより安全な光ファイバー回線のようなネットワークを活用できる……。

 

上昌広医師が問題視。ワクチン4回目接種の対象から若年層を外す政府の迷走

5月25日、全国各地でスタートした新型コロナワクチンの4回目接種。政府は対象者を60歳以上もしくは高重症化リスク者に限定していますが、その設定は理に適っていると言えるのでしょうか。医療ガバナンス研究所理事長の上 昌広先生は今回、若年層を対象外とした決定を強く批判した上で、その理由を医学的観点から解説。さらに厚生省が主張する「対象を拡大しない根拠」について、全く合理性がないと切り捨てています。

プロフィール:上 昌広(かみ まさひろ)
医療ガバナンス研究所理事長。1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。

大手マスコミがほとんど報じない、日本政府コロナワクチン4回目接種の迷走

新型コロナウイルス(以下、コロナ)ワクチンの4回目接種が始まった。5月26日、朝日新聞は「4回目接種、始まる 60歳以上、基礎疾患ある人対象 コロナワクチン」と報じている。他紙の報道も、ほぼ同様だ。マスコミは、今回の政府の対応に特に問題意識はないようだ。私は、このことを残念に思う。今回の政府の対応こそ、我が国のコロナ対策の迷走を象徴しているからだ。本稿でご紹介しよう。

私が問題視するのは、接種対象を60歳以上や重症化リスクが高い人に限定したことだ。ワクチンが確保できていないのであれば、そのような対応も止むを得ない。ただ、そうではない。5月17日、後藤茂之厚労大臣は、期限切れとなったワクチンを大量に廃棄する方針を明かした。ワクチンは十分量が確保されているのだ。それなら、接種を希望する全ての国民を対象とするという考えがあってもいい。どちらのほうが、国民の立場に立ったものかは言うまでもない。

実は、最近、先進国のコロナ対応は大きく変わった。そのことを世界に印象づけたのは、米政権医療顧問トップのアンソニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所長の発言だ。4月10日、米ABCの番組「This Week」に出演し、「コロナは根絶できるものではない」、「各人が、自分がどの程度のリスクを負うか考えて行動すべきだ」と発言した。ウィズ・コロナは長く続くから、コロナ対策の強度は個人の判断に委ねざるをえず、政府は一律に決めることはできないという訳だ。この発言は、世界中の様々なメディアで報じられた。

ファウチ氏は、世界を代表する医師・医学者だ。『ネイチャー』、『サイエンス』だけで、過去に40報以上の論文・論考を発表し、1983~2002年まで世界の科学誌にもっとも引用された研究者の一人である。その発言は重い。

この頃、世界の医学界も、自らの誤りを認め始めた。権威ある米『ニューイングランド医学誌』は、4月28日の社説で「失敗を意味する『ブレークスルー』という言葉は、非現実的な期待を生み、このウイルスに対するゼロ・トレランス戦略の採用につながった」と自己批判している。コロナは一回の感染やワクチン接種で免疫がつくわけではなく、何度もワクチンを打ち、感染を繰り返すことで、長い年月をかけて免疫をゆっくりと獲得していくことが明らかとなった。『ニューイングランド医学誌』の社説は「パンデミックからエンデミックに移行するためには、ある時点で、ワクチン接種または自然感染、あるいはその2つの組み合わせでは軽症に対する長期的な予防ができないことを受け入れなければならない」と続けている。

バイデンのリップサービス。日本の常任理事国入りが「ありえない」当然の理由

先日の日米首脳会談でバイデン大統領が発言した、日本の安保理常任理事国入りの支持。永田町界隈ではこれに沸き立っているようですが、本当に実現可能なのでしょうか。今回のメルマガ『室伏謙一の「霞が関リークス」増刊号』では国会議員や地方議員の政策アドバイザーを務める室伏謙一さんが、国連や安保理とは何かというところからその可能性を探ります。

 

日本の常任理事国入りはありうるのか

5月23日の日米首脳会談で、米国のバイデン大統領から、安保理改革が実現した場合は、日本の安保理常任理事国入りを支持するとの発言があったようです。このニュースを受けて、素晴らしい!と喜びの声が永田町辺りから聞こえてきていますが、さて、そんなことはありうるのでしょうか?

そもそも、国連とは、安保理とは、ということを考えていくと、結論から言えば、そんなことはありえないということが分かってくると思います。

まず、国連とは何かと言えば、国際連合と答えるのでは単なる同語反復です。国際連合とは、ご承知のとおり日本語だけの表現で、英語ではUnited Nations、フランス語ではNations Unies、そして中国語では聯合国、です。英仏中いずれも国連公用語です。

どこにも「国際」なんて出てきませんよね。中国語の表記が一番直接的かつ、日本人的には正確ですが、いわゆる国連とは、すなわち連合国ということです。連合国とは、そう、第二次世界大戦の戦勝国ということです。

つまり、日本で言ういわゆる国連は、第二次世界大戦後の、戦勝国による世界支配体制ということです。

安全保障理事会とは、国際の平和と安全を維持することをその責務として設けられた組織ですが、戦勝国による組織であることを考えれば、この責務、任務が一番重要であるということになります。実際、これまでも国連にとって最も重要と言っていい活動は全てここで決められてきました。

その常任理事国とは、当然のことながら、第二次世界大戦の戦勝国です。

具体的には、アメリカ、ロシア(国連憲章の表記上はソビエト連邦になっていますが、ロシアが国家承継をしているので特段問題はありません。)、中国(こちらも国連憲章の表記上は中華民国になっていますが、中華人民共和国がこの立場を承継しているので、特段問題はありません。)、イギリス、そしてフランスです。

まあフランスを「戦勝国」とするのは無理があるかもしれませんが、枢軸側と対峙して、勝った側にはいますし、少なくとも欧州の大国の一つであり、勢力均衡の一翼を成す国家ではありますし、国連設立当初は、まだまだ世界各地に植民地を有していましたから、影響力の大きい大国として常任理事国となっていると考えた方がいいでしょう。

あと、アメリカとしてはフランスが自分の意に反した行動しないようにタガをはめておきたいという考えもあったと思います。

さて、日本がこの安保理の常任理事国に入るということは、戦勝国体制に入るということであり、戦後は支配する立場というより支配される立場にあったわけですから、その時点でまずありえませんね。

米国は安保理改革なるものを前提にして、それが成就したあかつきにはとしていますが、安保理改革とはそもそも何かと言えば、常任理事国を増やすとか、どこを入れるとそんなレベルの低い話ではありません。この戦勝国体制、戦後の世界支配体制を変えようという話です。

したがって、そう容易くできる話ではありませんし、世界大戦の結果生まれた体制ですから、それを変えるということは、大きな戦争を経る可能性すら考えなければいけません

(『室伏謙一の「霞が関リークス」増刊号』2022年5月26日号より一部抜粋)

 

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米国から逃避か。厳しい国内事情を放置して訪日したバイデンの崖っぷち

5月22日からの3日間の訪日中、QUADの首脳会談やIPEFの発足式等々精力的なスケジュールをこなしたバイデン大統領。しかしながら、今回の訪日自体を懐疑的に見る識者も存在するようです。今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』では著者でジャーナリストの伊東森さんが、バイデン大統領の訪日がアメリカからの「一時退避」にしか見えないとしてその理由を解説。米政権が難しい舵取りを強いられている現実を詳述しています。

 

バイデンは日本に来ている場合か? 荒れ狂うアメリカから一時退避 もはや“政治内戦”~1~不発に終わったクアッドとIPEF プーチンフレーション?

米国大統領ジョー・バイデンが日本にやってきた。米国の大統領としては2019年以来、そしてバイデン自身としては、大統領就任後、初めての訪日となる。

岸田首相とバイデン大統領は東京の元赤坂の迎賓館で会談した。バイデン大統領は22日から24日までの訪日中、クアッド(QUAD)という日米豪印(日本、アメリカ、オーストラリア、インド)による首脳会談にて対中国の軍事的包囲網の確認・強化するほか、新しく発足するIPEFというインド太平洋経済枠組みを通じ、経済的な面においても対中包囲網を形成するという。

また、ロシアによるウクライナ軍事侵攻を受け、対ロシア制裁などの面においても日本との連携を図る。

しかしながら、このような表向きの外交のなか、米国では内政面においてとんでもないことが、“いくつも”起きている。

ただでさえ政治的には米国は半年後に中間選挙を控えるが、バイデン率いる民主党は劣勢が伝えられている。もし、ここで負ければもともと、「指導力がない」「少々天然ボケ」といわれるバイデン大統領はさらに追い込まれ、“レームダック”化は必至だ。

目次

  • クアッド
  • IPEF
  • プーチンフレーション?
  • アメリカのガソリン価格 過去最高を記録

クアッド

24日、日米豪印のクアッド(QUAD)の首脳会合が開かれた。ロシアによるウクライナ軍事侵攻による国際秩序が揺らぐなか、会合は「力による現状変更」についての反対では一致したが、成果文書になった共同声明では侵略したロシア、あるいは覇権主義的な動きを強める中国には触れなかった。

このことは、インドに配慮したものだろう。結局、日米が期待したような中ロへの“けん制”は不発する。

クアッドの首脳会合では、まず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、今後5年間でインフラの整備に500億ドル(約6兆3,800億円)以上の支援や投資を目指す。

そして、共同声明において、「悲劇的な紛争」と表現。主権の尊重や平和的解決の重要性を強調したものの、しかし「ロシア」とは名指しはしなかった。

ほか、中国が進出する東・南シナ海において海洋秩序への挑戦に対抗。違法漁業監視で、周辺国による海洋状況の把握能力の向上を支援することも約束した。

クアッドは、日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国で安全保障や経済を協議する枠組みで、首脳や外相の会合がある。

クアッドの名称は、英語で「4つの」を意味する「QUAD」に由来。参加する4カ国で、軍事・防衛費は中国の4倍に相当、インド洋と太平洋を取り囲むように、自由や民主主義、法の支配といった共通の価値観を重視。

クアッドの構想は、安倍元首相が2006年に4カ国で戦略対話を訴えたのを契機に膨らんだ。

 

実は国外のリスクより深刻。「日本人が日本を滅ぼす」という国内のリスク

ウクライナ情勢を受けて、これまで「平和ボケよりタチ悪い。自分は大丈夫という思い込みが日本を滅ぼす」や「ロシアが日本に侵攻しない理由はない。それでも日本人が戦争に備えぬ訳」などで、日本人の危機意識の低さを指摘してきたジャーナリストで作家の宇田川敬介さん。今回のメルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』では、周辺の国々以上のリスクが実は国内にあるという現実を暴露。すなわち、経済優先や平和重視を叫び国を守る動きを妨害する人々の存在をあげ、「日本人が日本を滅ぼす」と警鐘を鳴らしています。

 

ウクライナ情勢を見て、日本はリスクを回避するために何をすべきか

ウクライナ情勢見て、「人の振り見て我が振り直せ」の事から見えるように「日本はどうなのか」ということを考えてみる第53話 ウクライナ情勢を見て思う「我が国は生きのこれるのか?」は今回が最終回になります。

最終回なので、少々いつもよりも短めになるかもしれませんが、頑張ってまとめてみましょう。日本はリスクが国の周辺で非常に多く、その為に、本来であればそのことに関して備えなければならない状態であるにもかかわらず、残念ながらそのようになっていないということになります。

実際に、「リスク」のほとんどが「日本の経済優先の政治体制」が問題になっており、そのことから、日本人が日本を攻撃する兵器づくりに寄与しているというような状態になっているのではないかということなのです。

そのうえ、日本人が平和憲法などということを言い、平和のために主権も領土も失うことを望むような書き込みをしてしまうということになっています。

一部の日本人が、日本を守ろうとすることを、他の日本人が経済優先ということを言い、またその他の日本人が平和だから軍備反対と言い、そのことで、日本を守ることを妨害するというようなことになっています。

学術に関しても、「軍事利用反対」と言いながら、外国によって軍事利用されることに関してはまったく口を閉ざしているというような状況なのです。

そのような状態では「日本人が日本を滅ぼす」ということになってしまい、国外のリスクということとは全く異なるということになってしまいます。

まさに、ロシアに侵攻されたウクライナの国民が、老人や子供を安全な場所に難民として避難させた後、自分たちは国に戻って国を守る行動をしていました。ビール工場の人々は、ビール瓶を加工して火炎瓶を作り、それを前線に送ることによって国を守ろうとしていました。「自分にできること」で、貢献し、そして国を守ろうとする姿は何度も報道されていたのです。

日本が、もしも諸外国に攻められたら、そのように「自分にできることで国を守ろうとする」人は何人いるのでしょうか。そして何ができるのでしょうか。

 

もはや銀行にも頼れない。コロナ融資の過剰債務で倒産寸前になる企業の行く末

新型コロナウイルスによって一時的に業績が悪化した企業に対しての救済として取り入れられているコロナ融資。それを利用していたものの、過剰債務に陥ってしまった人たちも多いようです。今回は、メルマガ『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田猫次郎』の著者で事業再生コンサルタント、作家、CTP認定事業再生士の顔を持つ吉田猫次郎さんが、その実情を語っています。

 

コロナ融資で目一杯借りて過剰債務に陥った方からの相談が増えてきた

過剰貸付の是非はともかくとして、コロナ融資で目一杯借りて過剰債務に陥った方からの相談が増えてきています。例えばこんな相談が…。

業種: イベント企画制作
業歴: 15年以上
売上: コロナ前までは年商1.5億 → 現在は4000万円以下
借入金:コロナ前までは5,000万円 → コロナ融資を借りて総額1.2億円

つまり、現在は年商5,000万円に対し、借入金がその倍以上も重くのしかかっています。

返済状況は、1年前から資金が底を尽き、リスケを開始していました。

最近では、利息の支払いすらもままならなくなり、リスケの際に必要な保証料も用意できず、消費税も猶予をお願いしており、もはや信用がないので追加融資も受けられず、結果として、延滞が始まっています。

このままでは、保証協会つきの借入金は事故扱いとなり、代位弁済になるのは時間の問題でしょう。

こんな時、どんな解決方法があり、どうアドバイスすべきなのかは、数字だけでは判断できません。

数字以外にも、その業種ならではの特性や、業績回復の可能性、許認可、担保、保証人、取引先との関係性など、さまざまな要因によって、解決策が違ってきます。

ちなみに、このイベント会社の場合、2022年2月頃までは売上がどん底でしたが、春先から徐々に回復。2022年5月の月商は、コロナ前の70%くらいまで回復しています。

小規模イベントを数多くこなしてきたので、取引先は多岐にわたります。許認可はあまり必要としません。担保は最初から無担保です。社長の自宅は住宅ローンで目一杯(無剰余)です。第三者保証人はなし。

取引先との関係はさほど堅苦しくなく、人間的つながりによるところが大きい様子です。

そうなると、銀行対策も、以下の2つの選択肢があるかと思います。

(1)銀行に経営改善計画書を提示して、業績回復の見込み、返済再開の見込みがあることを伝え、ギリギリのところで期限の利益の喪失(=代位弁済)を食い止め、リスケを再延長して、銀行との関係を保つ(通常は延滞3か月でアウトですが、中にはこのような状態で最長12か月近く待ってもらったケースもあります)。

(2)潔く代位弁済を受け入れる。そして、代位弁済後に保証協会と話し合い月々の返済金額を取り決める。しばらくはこれで延命できるし、ゆくゆくは、業績が1億円、1.5億円と回復して利益が出るようになったら、金融正常化に向けて次の方策を考える(例:求償権消滅保証制度による正常化・信用回復など)。

まだまだ生き残り策はあります。早まらず、落ち着いて情報収集しましょう。

 

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ホンマでっか池田教授が告白。「歳をとって増えたこと」とは何か?

歳をとって増えていくものといえば、白髪やシワの数など外見に関することに加えて「物忘れ」。特に有名人や古い知り合いの名前などの固有名詞は、喉元まで出かかってもなかなか引っ張り出せない場面が増えます。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、今年75歳になる著者でCX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみの池田清彦教授が、そんな日常の「歳をとった」と感じる出来事をユーモアを交えながら綴り、それでも「自我」だけは保っている人間の脳の構造の不思議について考えています。

 

歳をとるということ

次の誕生日が来ると75歳になる。所謂後期高齢者である。年寄りになっても余り変わらないことと、激しく変わることがある。変わらないことの筆頭は自我である。「われ思うゆえにわれあり」で有名なデカルトは、自我は松果体に局在すると主張した。もちろんこの考えは現在では否定されているが、自我が脳のどこかに局在するという考えを支持する研究者は多い。脳科学者の澤口俊之は『「私」は脳のどこにいるのか』(ちくまプリマーブックス)と題する著書の中で、自我は前頭連合野に局在していると主張している。

もちろん、局在するという意味はスタティックに存在するということではなく、前頭連合野のダイナミックプロセスの結果生じるという意味である。脳は老化と共に徐々に縮退していくが、自我を司る部位はなかなか崩壊しないのであろう。私を含め多くの人は、昔の自分も今の自分も同じ自分だと思っている。

加齢に伴い、前頭連合野の神経細胞も多少は減衰するだろうし、それを構成する高分子は毎日入れ替わっているが、自我が不変のように見えるのは、このダイナミックプロセスがある幅の中で変動しても、それを同じだと看做すメカニズムが働くためだと思われる。考えてみれば、異なるものを同じだと看做すのは人類に与えられた特技である。言語はまさにそうだからだ。自我の発生と言語の発生はパラレルなのかもしれない。

自我はともかく、物忘れは確かにどんどんひどくなる。人の名前や山の名前といった固有名詞がなかなか思い出せないことがある。不思議なことに、同じように慣れ親しんでいる名前であっても、すぐに思い出せる名と、なかなか思いだせない名があるのはなぜだろう。

自宅の前の道を上って行ったどん詰まりに高乗寺という古刹があるが、代々の檀家の墓とは別に、新しく開発した墓地に、寺山修司と忌野清志郎の墓がある。私は寺山修司の名は昔から知っているし、忌野清志郎よりはるかになじみが深いが、忌野清志郎の名前はすぐに思い出せても、寺山修司の名前はとっさに思い出せないことの方が多い。

若い時はそういうことはなかった。特殊な固有名詞をなかなか思い出せないのは、何かトラウマでもあるのか、それとも固有名を格納している場所から、引き出して、言語化するプロセスがスムーズに働かなくなったのか、どちらかなのだろう。おそらく、私の場合はトラウマといった精神的なものとは関係なく、コトバの引き出し方に問題があるのだと思う。

 

下手すれば逆効果。韓国・尹錫悦に突き付けられた“反日”の封じ込め

尹錫悦大統領就任後、初めて開かれた韓米首脳会談も無事に終了しましたが、韓国としては課題が残る印象だったようです。無料メルマガ『キムチパワー』では、韓国在住歴30年を超える日本人著者が、その理由を分析。加えて、日韓関係改善のカギとなることについて記しています。

ゆっくり急げ。ジョー・バイデン米大統領のアジア歴訪

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が就任後初めて開かれた韓米首脳会談を成功裡に終えたが、20~24日のジョー・バイデン米大統領のアジア歴訪ハイライトは断然日本だった。

バイデン大統領は先に韓国に立ち寄って2泊3日滞在したが、日本でインド太平洋経済フレームワーク(IPEF)発足宣言、「クアッド」(米国・日本・オーストラリア・インドの4者安保協議体)首脳会議まで注目度の高い行事を相次いで開催した。

日本はバイデン政府の対アジア戦略であるインド太平洋戦略(FOIP)だけでなく、今回のIPEF発足にも事実上、共同提案国の役割を果たした。

日本の「コーナーストーン(礎石)」の役割がさらに大きくなっているわけだ。

特に、ブリンケン米国務長官が26日、自強(競争力・革新・民主主義投資)・同盟(同盟およびパートナーとの提携強化)・競争(安保・技術などで中国との競争)の3大対中戦略を発表しただけに、バイデン政府はアジア核心同盟である日韓との2国間および3者(日米韓)協力強化を本格化するものと見られる。

日本も日米同盟強化を名分に改憲を通じた「正常国家化」のための経路を着々と準備している。

岸田文夫首相は23日、日米首脳会談で北朝鮮・中国対応を名目に防衛費の大幅増強を事実上容認された。

7月の参議院選挙勝利後、現在国内総生産(GDP)対比1%である防衛費を2%まで増額し、適地反撃能力保有を推進する可能性も濃厚だ。

アジアでこのように事実上の「変更」がなされている状況で尹錫悦政府の対アジア政策は全般的に曖昧だ。特に韓米関係を後押ししなければならない日韓関係をどうするかが具体的に見えてこない。

5月3日、大統領職引継ぎ委員会が発表した「尹錫悦政府110大国政課題」には、「シャトル外交復元を通じた信頼回復」「金大中・小渕宣言精神の発展的継承」など原論的な話だけが盛り込まれている。

21日に発表された韓米首脳共同声明にも米国が要求する日韓関係改善と関連して「北朝鮮の挑戦に対応し、共同の価値を支持し規範に基づいた国際秩序を強化するための韓米日3国協力の重要性を強調した」と簡単に書かれているが、ちょうど1年前の文在寅政府の韓米首脳共同宣言文句と大差ない。