新型肺炎「不要不急の外出控えて」と言うだけの政府に批判が殺到

新型肺炎による死者は、16日までに中国で1700人以上にのぼり、感染者の数は臨床診断で判定された人を含めると7万人超になったと中国の保健当局が発表した。中国以外では28の国と地域で780人以上の感染が確認されている。日本国内では、クルーズ船の乗員・乗客を含む416人(2020年2月17日午後12時現在)。

16日には、都内で新たに5人の感染が確認された。このうち1人は、東京都大田区の「牧田総合病院」の「蒲田分院」に勤めている60代の医師。この男性医師の同僚である看護師は、タクシー運転手などに感染者が相次いでる先月18日の屋形船の新年会に参加して感染したことが確認されており、東京都は「屋形船という比較的閉じられた空間の中で感染が広がった可能性がある」と話している。この他にも、屋形船の新年会に参加した60代のタクシー運転手とそのご家族、都内に住む30代の会社員、都内の医療機関を受診した埼玉県に住む60代のハイヤー運転手の男性も感染が確認されている。

日本は「感染の蔓延期」に移行する

政府の専門家会議は17日、受診や相談の目安を公表した。会議の座長を務める、国際感染症研究所長の脇田隆字氏は「自分が感染したら人に感染させるかもしれないし、広がるほど重症者が増える。なるべく自分が感染しない行動を」と強調。テレワークの促進や時差出勤、不要不急の外出を控えるといったことを挙げた。会議終了後には「確実に感染の蔓延期に移行していくというフェーズが来る」と委員の1人が取材陣に話したという。

日本とは違う、海外の徹底された対策

新型肺炎への警戒レベルはあげず、「不要不急の外出は避けよ」と発表するだけで、対策は取らない日本。あれだけ述べていた「水際対策」も「失敗」に終わり、蔓延期が来るのをただ待っているだけといっても過言ではない状態だ。しかし、海外では新型コロナウイルスの感染を拡大させないために、さまざまな取り組みが行なわれている。

たとえば、中国。上海地下鉄では、車両の清掃と消毒の回数を増やしている。手すりや座席などを時間を決めて消毒し、清掃が終わると「この車両は消毒済です」と書かれたシールが貼られる。ほかにも、湖北省内の団地や村ごとに24時間体制で「封鎖管理」を実施。住民の外出を制限し、薬や食料もまとめて購入するよう指示している。感染者が確認された地域への出入りを14日間禁止する。

北朝鮮では、中国との航空便や列車を止めて往来を遮断。15日に発行された「労働新聞」では、北朝鮮では感染者はいないと発表されている。その上で、警戒を緩めないよう国民に呼びかけている。

新型肺炎の裏で進む北朝鮮消滅。米のシナリオに乗せられた金正恩

新型肺炎対策に追われるアジア各国ですが、その裏で密かに重大な案件が進行しているようです。北朝鮮を崩壊させるのは、コロナウイルスではなくアメリカなのでしょうか。「米国が北朝鮮によるICBM発射時の対応について準備を進めている」とするのは、元国連紛争調停官で国際交渉人の島田久仁彦さん。島田さんは今回、自身のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』でその内容を詳しく報じるとともに、大統領選イヤーに米朝戦争が勃発する可能性についても分析・考察しています。

 

2020年、北朝鮮は消滅するのか?

非常に激しいタイトルに驚かれたかもしれません。世界を恐怖に陥れ、不安を掻き立てている新型コロナウイルスCOVID-19の蔓延のニュースは、もうすぐ死者が2万人に届きそうなアメリカでの新型インフルエンザの猛威を隠し、そして、北朝鮮という国家とその国民の生存に関わるような重大な事態を隠しています。

では今、北朝鮮をめぐってどのような事態が進行しているのか。

3度の米朝首脳会談を経て、世界は希望を抱いたかもしれませんが、実際には、北朝鮮の非核化についての具体的な策は何一つ決められず、またアメリカが主導する対北朝鮮制裁が解除される見込みも全くと言っていいほどありません。

時折、思い出したかのように“約束”された実務者協議が2国間で散発的に開催されてはいるものの、実態を見てみれば、アメリカも北朝鮮も、明らかに準備不足で、何も決めるつもりはない、何も譲歩する気がないことが分かります。

一応、両首脳とも国内向けアピールのために、美辞麗句を並べ、笑顔で固く握手して写真に納まっていますが、何も詳細をすり合わせない状態でのトップ会談ですので、実現可能性の高い内容は生まれていません。

しかし、このdeadlockにも思える状況が、トランプ大統領から北朝鮮に対して仕掛けられた一種の罠だったとしたら、皆さんはどう思われるでしょうか。

その可能性に気付きだした北朝鮮は、昨年、トランプ大統領にとっての本当のred lineはどのあたりかを探るために、大きな賭けに出ました。従来からの瀬戸際外交への回帰と、トランプ大統領を懐柔しようとする動きの繰り返しです。金正恩氏からの親書では、トランプ大統領を讃えていますが、ほぼ時を同じくして、ミサイル実験を続け、威嚇もエスカレートさせています。

短距離弾道ミサイルの発射実験、ICBMにも転用可能な固形燃料によるエンジン噴射実験、潜水艦から発射するSLBMの発射実験、そして、核実験の再開を匂わす様々な動き…、どこまでがトランプ氏の許容範囲かを探ろうとしています。その度、トランプ大統領の反応は「状況を見極めてみよう。しかし、金正恩氏が自らを破滅に追い込むことはしないと信じている」と、平静を装いつつ、しっかりと威嚇を行っています。

2019年はトランプ大統領にとっては、対北朝鮮我慢の年となりましたが、11月末に北朝鮮から出された一方的な要求、そして「クリスマスプレゼント」と題された脅しを受け、トランプ大統領は北朝鮮対策のギアを数段上げた様子です。

皆さん、2020年1月3日に何が起きたか覚えてらっしゃるでしょうか。アメリカによるイランの革命防衛隊ソレイマニ司令官の暗殺です。中東の魔の三角地帯と言われるイラン・イラク・シリアでは絶大な支持を集める彼を殺したことで、中東地域でのカオスがより酷くなったのは“直接的な影響”だとして、この暗殺にはもう一つのメッセージがありました。

それが、金正恩氏に向けた“クリスマスプレゼントへの返礼”です。「その気になればピンポイントで暗殺することができる」「一挙手一投足は常に見張られているぞ」というメッセージです。

安倍首相「先手先手で」は焦りの裏返し。ウイルス対策の後手後手

国内で初の死者も出てしまった新型コロナウイルス感染症。クルーズ船内での感染者数も増え続け、多くの乗員乗客が厳しい状況に置かれています。こういった事態への政府の対応を新聞各紙はどう評価しているのでしょうか。ジャーナリストの内田誠さんは、自身のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』で、朝日、読売、毎日、東京4紙の論調を詳しく解説。後手後手に見える対応や対策の原因が突き詰められていないと指摘しています。

「新型コロナウイルス」感染拡大における政府の対策を各紙はどう報じたか?

ラインナップ

◆1面トップの見出しから……。

《朝日》…中国からの来日拒否 拡大
《読売》…マスク増産・輸入支援
《毎日》…クルーズ船5人重症
《東京》…4人重症 検疫官も感染

◆解説面の見出しから……。

《朝日》…中国 企業ジレンマ
《読売》…序盤 2強の様相
《毎日》…ブティジェッジ氏 勢い
《東京》…新型肺炎 政府後手

【プロフィール】

政府の新型コロナウイルス肺炎に対する対策について、各紙がどう言っているか、みてみましょう。うまく、ササッとまとめられますかどうか…。きょうは各紙ごとに記事や議論を紹介します。

■中国の方向転換■《朝日》
■日本政府はチャンとやっている?■《読売》
■治療体制の早期構築を■《毎日》
■後手に回った政府の対策■《東京》

中国の方向転換

【朝日】の記事を通覧すると、最も強く印象に残るのは、中国政府が1つの状況判断を行い、新型コロナウイルス肺炎対策を今までとは逆の方向に展開させようとしている姿であり、住民の移動制限まで敢行してウイルスを封じ込めようとしていたこれまでとは逆に、労働と日常生活のリズムを取り戻しながらウイルスと闘うという、ある意味では離れ業を市民に要求し始めているということだ。

その判断の元になっているのは感染者の増加の仕方の変化で、全体の感染者数は増えているが、その多くは湖北省内の感染者であり、それ以外の地域では増加率が下がってきているということがあると。

中国政府の最大の関心事は、今年の経済目標を達成することのようで、そのためにはもう生産を再開しなければ間に合わないということがあるのだろう。しかし、仮に状況判断が間違っていたら、一気に全土で感染が拡大する危険性も残っている。何しろ、症状がない状態の感染者からも感染が起こりうるウイルスであり、クルーズ船では検疫官まで感染してしまっている。

だからなのかどうか、日本政府の対応はむしろ厳しくなってきている。来日拒否のエリアを拡大するなど、「水際対策」を強化しつつある。さすがに「感染症危険情報」のレベルを引き上げるには至っていないが、外務省は在留邦人や渡航検討者に「日本への早期の一時帰国や中国への渡航延期を至急ご検討ください」としていて、これまでの「積極的にご検討ください」という表現を一段階引き上げている。

どうなる東京五輪。それでも新型肺炎で中国の顔色を伺う日本

新型肺炎感染から自国民を守るため、世界各国が中国全土からの外国人入国禁止措置を取る中、日本への渡航禁止の対象は「中国特定省出身者に限定」とされています。これで本当に感染拡大は防げるのでしょうか。国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、「安倍政権が優先する順位」のでたらめさを批判しています。

新型コロナウイルスで東京五輪が中止になったら?

新型コロナウイルスですが、一部「ピークを越えた」という楽観論がでてきたようです。しかし、WHOはこれを戒め、「終息は見通せない」としています。

新型コロナウイルスの流行の終息時期について、WHO(世界保健機関)は現時点では見通せないとの見解を示しました。WHO・テドロス事務局長:「中国国内での新たな感染者の数はここのところ安定してきているが、慎重に見なくてはいけないだろう」新型コロナウイルスの感染拡大については感染者数の増えるペースが安定してきていることから、中国の一部専門家から4月にも終息するとの声が上がっていました。しかし、WHOは「言及するのは早すぎる」と述べ、現段階でピークを迎えたのかどうかの判断や終息する時期を予測するのは困難との見方を示しました。
(テレ朝ニュース2月13日)

こんな状態なので、日本の外務省も、ようやく重い腰を上げました。

外務省、一時帰国「至急検討を」 中国全土の邦人に呼び掛け 新型肺炎

時事 2/12(水)13:20配信

 

中国での新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、外務省は12日、中国全土の在留邦人や旅行者に対し、ホームページなどで「情報収集等に万全を期すとともに、日本への早期の一時帰国や中国への渡航延期を至急ご検討ください」と呼び掛けた。

この新型コロナウイルス、これからどうなっていくのでしょうか?誰にもわからないでしょう。来月には終息しているかもしれません。あるいは、来月になったら、感染者が数倍、数十倍に増えているかもしれません。未来のことは誰にもわかりませんが、安全保障的観点からいえば、「最悪の事態を想定して対策する」のが原則でしょう。

ちなみに東京五輪開催まで5か月となりました。はたして東京オリンピック、パラリンピックは開催できるのでしょうか?新型コロナウイルスの流行が後5か月つづくとは思いませんが、その可能性がゼロともいえないでしょう。

もし、東京五輪が、「新型コロナウィールス」のせいで中止になれば、誰の責任でしょうか?武漢で新型コロナウイルスが発生した。それを、中国当局が隠ぺいしたせいで、大流行してしまった。これはその通りです。

しかし、世界中の多くの国が「中国全土からの外国人入国禁止措置」をとっています。日本は、中国全土ではなく、特定の省からの渡航を禁止しているだけ。日本で今後感染者が増えていくとすれば、それは間違いなく政府の責任でしょう。そして、東京五輪が開催できないような事態になれば、それも、新型コロナウイルスへの対応を間違えた日本政府の責任です。

そうなれば、安倍内閣は、「対応を間違え、新型コロナウイルスの拡散を防ぐことができず、東京五輪開催を中止に追い込んだ政権」と、歴史に記録されることになるでしょう。短期の金もうけや中国の忖度より、「国民の命を守ること」を最優先するべきです。そうすれば、国民の命は守られ、東京五輪も無事開催できるでしょう。私たちはそうなることを、心から願っています。

image by: 首相官邸

【カンブリア宮殿】世界一売れている入浴剤「バスクリン」好調の秘密

「バスクリン」と聞けば、誰もが思いつく入浴剤。しかし、この名前が社名となり、さらにはいつの間にかライバル企業に買収されていたことを知る人は多くないのではないだろうか?「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」は、放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。紆余曲折を経ながらもなお入浴剤のトップブランドであり続ける、バスクリンの知られざるストーリーに迫っていく。

日本の風呂を変えた~愛されるロングセラーの秘密

秋田・仙北市の乳頭温泉郷「鶴の湯」。「日本一有名な秘湯」、とも言われるこの温泉は、神経痛や婦人病に効くという。その土産品店で人気なのが、乳頭温泉をイメージした入浴剤。バスクリンが作っている。

一方、東京・墨田区の昔ながらの銭湯「薬師湯」。人気の秘密は100種類以上もある「日替わり湯」。中には「ナスの煮浸し風の湯」「ブイヤベース風の湯」と、まるで料理のメニューのようなものもある。この日はバスクリンの炭酸入浴剤、「きき湯ファインヒート リセットナイト」。泡が出るのは炭酸ガスが含まれているため。温泉成分もたっぷり入っている。

一時は1日の客数が200人ほどまで減ったこの銭湯だが、こんな工夫をするようになってから、「(1日の客数が)50人以上は昔より増えました」(店主の長沼秀三さん)と盛り返してきた。

バスクリンは発売から90年も続くロングセラー。お風呂好きな日本人にとって、切っても切り離せない国民的商品。粉末タイプのバスクリンの売上高は約53億円。あのギネスが世界一売れている入浴剤と認めた。販売量1300万個は東京ドーム63杯分に達する。

現在、バスクリンのラインアップは126種類に及ぶ。売れ筋の「きき湯」シリーズは、腰痛、冷え、だるさなど、何に効くかを打ち出している。また「世界自然遺産」シリーズでは、屋久島や小笠原の果物や植物の香りが楽しめる。その日の気分に合わせて使い分けているファンも多い。

茨城・つくば市のバスクリンつくば研究所。その一室にはバスタブがズラリと並んでいる。ここではさまざまな実験が行われている。

この日は、新しい入浴剤の色決めをしていた。明るい森をイメージして作る。開発一筋28年の製品開発部・杉浦満は、色が商品の売れ行きを大きく左右するという。爽やかで、しかも温かみのある森をイメージさせるのはどれか。悩んだ末に選んだのは、実際の森より明るく、蛍光色が強いように見える緑だった。

「森だとどうしても寒色系の色になりがちですが、入浴剤は冬に使うお客様が多いので、明るい森で暖色になるように、黄色を少し強くして作りました」(杉浦)

色とともに入浴剤のポイントとなるのが香り。バスクリンには、調香師と呼ばれる香りのスペシャリストがいる。千を超える香料から数十種類を選び出し、それを混ぜ合わせて、リラックス、すっきりなど、気分を決める香りを作っていく。

調香師・荘司博行が特別な思いを込めて作ったのが「さくら満開」だ。

「受験生合格祈願を込めまして、日本で一番早く咲く桜はどこか調べたら、沖縄のカンヒザクラが日本で一番早く咲く。そこの香りを捕集・分析して再現しました」(荘司)

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「うっ血の痛み」に効果。鍼灸師が教える手先足先のマッサージ法

特に運動もしていないのに筋肉痛のような痛みを感じることはありませんか?ひょっとしたらそれは、寒い時期に起こりやすい「うっ血の痛み」かもしれません。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』では今回、各部位ごとの「うっ血の痛み」の原因を解説。セルフケアにオススメの手先足先のマッサージ方法を教えてくれます。

筋肉痛じゃない「うっ血の痛み」

【運動しても取れない「うっ血の痛み」】

寒い時期の「筋肉痛」。じつは「筋肉疲労」や「筋肉の過労」が原因でないことのほうが多い。ふりかえって「無理な運動をした」ことがないのに、「急に筋肉痛」を感じるようなら、血行不良による「うっ血の痛み」かもしれません。

【たとえば「痔」が「うっ血の痛み」】

「筋肉疲労」や「過労による筋肉の傷」による「筋肉痛」であれば、温めたり鎮痛効果のあるシップや鎮痛剤で、症状が楽になります。こわばる筋肉の「緊張」を取り除くことが症状対策になるわけですね。

でも、「うっ血の痛み」の場合、「筋の中に血流の滞り(東洋医学的な考え方です)」があるため、「緊張を取り除いて」も原因である「うっ血」を取り除けないと、症状は楽になりません。

「うっ血の痛み」の代表的なものに「痔」があります。「腫れ」て「熱」をもって「筋肉の中から押し出す」ような痛みを訴える「痔核」は、「うっ血の痛み」の代表症状です。

【解決は「血管の運動」】

「うっ血の痛み」はそもそも「冷え」や「疲れ」、「筋緊張」が原因です。血管は全身に張り巡らされていて、「どこか」の血行不良が「どこかのうっ血」となっています。「うっ血症状」が起きている場所と「原因」場所に違いがあることはしばしば。

<原因>

  • お尻の「痔核=肛門周辺のうっ血症状」の原因は「腸の血行不良」が原因である場合が多いです。
  • 腕や肩の「うっ血の痛み」は、肩首や肩甲骨周辺の背中の血行不良が原因です。
  • 足腰の「うっ血の痛み」は、腹部や背中のうっ血が原因です。

<対策>

  • 「痔核」の痛みは、腸の血流を促すために食物繊維などを上手に取り入れた「腸の血流促進」を心がける食生活の見直しから始めるとよいです。
  • 腕や肩の「うっ血の痛み」は、意外にも手のひらや指先(指の腹)から前腕部(手のひら側)を体幹部に向かって「血管」をさするようにマッサージすること。
  • 足腰の「うっ血の痛み」も同様に、足裏からふくらはぎにかけて、やはり体幹部に向かって「血管」をさするようにマッサージすると症状対策がかないます。

「うっ血」の起こっている原因箇所や症状の起こっている場所よりも、セルフケアをする場合には手先足先の「末端」から血流を効率よく促すことで、全身の血流促進と「うっ血の痛み」の症状対策が同時にかなうわけです。

※寒い日に手先足先からのマッサージを行う際には、一度前腕までの「腕湯」か、足くるぶしまでの「足湯」をしてからの方が効果的です。
※全身の温浴をすると普段から「血流の良い場所」は血行が良くなるのですが、「うっ血」しているところの血流まで効果的に促すことができません。

寒いというだけで疲れやすいし、「うっ血」してこわばるカラダは熟睡もかないません。手先足先から血流を促すマッサージをしてから就寝する習慣があるだけで、効果的な回復を促せて痛みの予防もかなったらいいですね。

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デジタル化に乗り遅れているダサいスポーツ用品店など用なしの訳

スポーツとスポーツに関するビジネスの発展を目差し、スポーツチームや企業が出展、セミナーも開催される「スポーツビジネス産業展」に参加したという、経営コンサルタントの梅本泰則さん。梅本さんは今回、自身の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』で、会場で実感した業界の熱意や実績を紹介するとともに、そこで見えてきたある課題を記しています。

スポーツ業界とデジタルマーケティング

2月5日から3日間、幕張メッセで第3回スポーツビジネス産業展が開催されました。私も最初の2日間訪問。第1回目、第2回目に比べると、少しずつ出展社の顔ぶれも変化してきています。それでも、相変わらず来場者はいっぱいで大混雑。スポーツ産業に対する関心と期待の高さを感じます。

私の訪問目的は、展示内容の視察というより会場で行われるセミナーの聴講です。スポーツビジネスに携わる中心的な人たちの話が一度に聞けます。それも、ほぼ全部のセミナーが無料。こんな機会は滅多にありません。

会期中に60のセミナーが開催されますが、全部を受講するのは無理です。私は、その中から9つのセミナーを選びました。そのタイトルと講演者だけを挙げておきます。

  • スポーツチームの経営ビジョンとスポーツビジネスの可能性
    講演:鹿島アントラーズ、千葉ジェッツ
  • 1試合に4万人を集客する名古屋グランパスのデジタルマーケティング
    講演:名古屋グランパスエイト
  • 成功するスポーツチームのグッズ戦略
    講演:福岡ソフトバンク、浦和レッズ、宇都宮ブレックス
  • 5Gで変わるスポーツビジネス
    講演:NTTドコモ
  • スポーツビジネス新時代─革新をもたらすスポーツICT
    講演:富士通、NTT西日本
  • スポーツ×テクノロジーが導く新しいスポーツのあり方
    講演:SAPジャパン
  • 日本柔道の躍進を支えるITサポート
    講演:全日本柔道連盟
  • 世界のスタジアム・アリーナの最新事例について
    講演:スポーツビジネス研究所、日本政策投資銀行
  • 大学スポーツは新しいステージへ─UNIVASの取り組み
    講演:大学スポーツ協会

デジタルマーケティング

このタイトルだけを見ても、聞いてみたい内容だとは思いませんか。第1回の展示会から毎回このようなセミナーが行われています。しかも、スポーツ庁が打ち出すスポーツ産業政策を反映した内容です。今回私が聞くことのできた政策テーマは、

  • スタジアム、アリーナの強化
  • プロスポーツビジネスの増大
  • 大学スポーツの産業化
  • ITを使ったスポーツテクノロジーの進化

に関するものということになるでしょう。残念なのは、スポーツ庁の政策に入っている「スポーツ用品市場の拡大」というテーマでの講演者が一人もいなかったことです。話すべき材料がなかったのでしょうか。それとも、スポーツ用品業界がスポーツ庁の政策に無関心なのでしょうか。このままでは、スポーツ用品業界はスポーツ産業政策の蚊帳の外に置かれてしまいます。

それはともかく、今回のセミナーでもずい分と強調されたことがあります。それは「デジタルマーケティング」です。話を聞くことが出来たプロスポーツチームでは、当たり前のように「デジタルマーケティング」が進んでいます。

Jリーグの鹿島アントラーズ、名古屋グランパス、浦和レッズ、Bリーグの千葉ジェッツ、宇都宮ブレックス、プロ野球の福岡ソフトバンクのチームから、各社の「デジタルマーケティング」の事例を聞けました。

例えば、電子観戦チケットやファンクラブ会員から集まってくるデータを詳細に分析してチーム運営やグッズ販売に活用しています。そのようなことが出来ているのは、デジタルマーケティングに通じた人材がいるからです。

どのチームも、デジタルに強い人材を外部から引っ張ってきています。親会社がIT企業のチームなら、なおさら強いです。しかも、NTTドコモ、富士通、KDDI、ソニーといった大手企業とも手を組んでいます。

「人生これさえあれば大丈夫」と寄ってくる人が信用できないワケ

「イケメンじゃないから自分はモテない」「一流大卒じゃないから出世できない」…、そんな風についつい決めつけていないでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ』では著者の佐藤しょ~おんさんが、二元論では片づけられない「グレーゾーンの人生論」について、具体的事例を上げながらわかりやすく解説しています。

人生は広大なグレーゾーン

人間ってアナログな存在で、デジタルではありません。デジタルとは1か2か、オンかオフかがハッキリしていて、どちらでも無いということはないんです。ところがアナログには、少しだけオンで、大部分がオフとか、オンとオフが半々とか、どっちかといったらオンの方が多いかなというグラデーションが許されるわけです。

もちろん人間は、アナログな方で、だから好き嫌いは気分によって微妙に(この微妙というのがアナログの持ち味です)差がつくわけです。そして人生とはそんな人間の歩みによって作られるモノですから、白黒がハッキリしないことの方が多いんですよ。

それをイエスかノーどっちなの?という二元論で処理しようというのが、最近の科学原理主義であり、スキル至上主義者たちの傾向なんですね。科学で割り切れる世界の枠組みを、科学で割り切れない人間とか人生に当てはめるのは間違いだと思うんですよ。

仕事も趣味も異性との関係も、そこに横たわっているのは広大なグレーゾーンばかりで、唯一絶対のやり方なんて存在しないのですよ。考えるべきなのは、少しでもマシな方、良くなることを積み重ねることなんです。

人生に於いて、これさえあれば大丈夫なんてものは無いの。いくらおカネがあっても、ソニーの盛田昭夫氏や本田宗一郎氏、芸能人では三田佳子氏の息子たちみたいなケースはいくらでもあるわけですよ。

学力があれば大丈夫かというと、東大を卒業した人がみなさん幸せになっているかというと、そうとも言いにくいところがあるわけです。私なんてピュア高卒ですが、それなりに十分幸せに暮らしているわけです。私の通っていた高校は、都内でもそこそこの進学校だったんですが、同じ学年だった同窓生の中でもトップ5%に入るくらい、充実した人生を送っているわけですから。

だから誰であろうが、

 ▼ こうでなければならない とか
 ▼ これさえあれば大丈夫

のような二元論を振りかざしてきたら、その瞬間に眉に唾を塗らなきゃならないんです。そういうことを語る人って、そうやってあなたをある方向に誘導することで、利益を手にしていることが多いんですから。

ここで知っておかなきゃならないのは、「これだけはやってはいけない」という悪手は存在することです。「これさえやれば大丈夫」はアテにならないことが多いんですが、その逆はかなりアテになります。それでもそこから復活できるのが人生の奥深さなんですよ。

グレーゾーンということは、隣との境界が無限にあるというか、同じところに存在し得ないということでもあります。違いが無限にある、だから救いがあるんですよ。これが、「こういうケースでは必ずこうなる」となったら、救いがないですよね。例えば、「親がビンボーだと東大に行けない」ってテーゼが100%正しい世界があったら、アタマが良いけどビンボー人の子供は救いが無いじゃないですか。

親がビンボーという以外の無限の項目で、無限の微差があるから、たとえ親がビンボー人でも、東大に行くことも、政治家になることも、大金持ちになることも、可能性としてゼロじゃないんですね。

私は常々、人生にはどんなステージからでも逆転できる、願望を叶えられるパス(通り道)が必ず存在すると言っているんですが、それは人生が二元論では片付けられない、広大なグレーゾーンを歩く旅だからなんですね。

今現在、不遇を託っている人は、このことだけは覚えておいた方が良いですよ。

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犬も苦しむコロナウイルス感染症。獣医師が教える症状と予防法

人間界で大きな問題となっている新型コロナウイルスによる感染症。実は、ペットの世界にも「犬コロナウイルス感染症」という病気があると、注意を呼びかけるのは、メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』著者で獣医師の佐藤先生です。子犬の場合は命の危険もあるこの感染症の原因と症状、家でできる予防法を教えてくれます。

「犬コロナウイルス感染症」の症状と予防法

世界中を騒がせている「新型肺炎 コロナウイルス」。このウイルスとは異なりますが犬の世界にも「犬コロナウイルス感染症」という名前の感染症があるのをご存知でしょうか?

「犬コロナウイルスの感染」により影響が出てくるのは「消化器症状」です。それが特徴でもあるとも言われています。今週は「犬のコロナウィルス感染症」について家でできることをご説明しましょう。

1)犬のコロナウイルス感染症の原因と症状について

原因は、コロナウイルスを含む糞便を犬が口にすることでです。感染原因です。そこから、犬コロナウイルスが栄養吸収を担う小腸の上皮細胞に侵入・感染し、下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こします。

病状としては、下痢、嘔吐が多く見られ、それにより、脱水症状。ぐったりしている。食欲不振といった症状が見られます。その場合には、すぐに動物病院に連れて行ってください。

2)お家でできる「予防方法」について

予防法としては、集団で飼われている犬になるべく触れない。犬のお部屋の消毒や飼育環境を清潔に保つことが大切になります。

●まとめ

もし、疑いを持ったら、脱水や嘔吐症状などで体温が低くなっているので、毛布に包んで病院に連れて行ってあげてください。

特に、子犬では、下痢や嘔吐により食餌が食べられなくなると、すぐに低血糖に陥り命の危険に陥ることが考えられます。下痢や嘔吐、食欲不振などがみられたら、必ず、動物病院に連れて行きましょう。

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マネー教育の好機。基本額+必要経費で渡すオススメお小遣い制度

前回「子どものお小遣いどうしてる?」で、なるべく現金で渡すことを推奨し、渡す間隔や管理の仕方についてアドバイスしたメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』著者の柳川由紀さん。今回は、「基本額」と「必要経費」に分けることでお金の使い方を学ばせることができると、親のサポート法とともにお小遣いの月額の算出法を伝授。小学1年から高校3年まで各学年ごとの適正額も示しています。

お小遣い制度はマネー教育のチャンス!

前回のメルマガ368号「子どものお小遣いどうする?」では、

  • お小遣いはいつ頃から与えればよい?
  • お小遣い日の間隔はどのくらい?
  • 手伝いのお駄賃として渡すのはどう?
  • 現金でのやりとりがなぜ重要?
  • お小遣いは2つの封筒で管理!

をご紹介しました。

今回は、子どものマネー教育で外せない大切なポイントについてお伝えします。

1.親子で確認し、励ます

お小遣いを渡すときには、お金の流れを必ず親子で確認しましょう。子どもがいつ、何のためにお金を使っているのかを親が一緒に確認することで、子ども自身が自分の「お金に関する癖」がわかります。

例えば、好きな物は必要がなくても買ってしまう、お友達にプレゼントするものを買うことが多い、あっという間に全額使ってしまう、などです。

時には、レシートや記録がないこともあるでしょう。お金の帳尻が合わないこともあるでしょう。大人の我々でもあるのですから、そこは大目に見て、「この次は忘れないように記録しよう」と励ましましょう。

お小遣いの範囲内での少額の失敗経験は、将来、高額なお金の失敗を防ぐことにもなるからです。お小遣い日は、叱る日ではなく励ます日に!!

2.親は監査役としてチェック!

親から見て不要と思える物を買っていたり、全部使い切っていたりしても叱りません。お小遣いの範囲内ならば、子どもに任せることです。そして「欲しい物を買うためには、あとどれくらい足りない?」と、子どもが気づくような声かけが効果的です。

お小遣い日を、毎月の監査日として親が確認することは、子どもに気づきを与えるとても効果的な習慣です。気づきを得た子どもは、中高生になる頃には、スマホアプリなどで簡単に自己管理できるようになるでしょう。

3.「基本額」+「必要経費」で管理する

より実践的にお金の価値や使い方を学ぶために、「基本額」+「必要経費」を与えて管理させるのが効果的です。必要経費とは、学校や習い事先などに支払う費用以外で子どもの生活必需品にかかるお金です。

小学生であれば、塾や遊びに行く時の交通費や飲み物代、お友達へのプレゼント代などです。各家庭の生活状況に応じて必要経費を決めましょう。

中高生であれば、更にスマホ・携帯電話代や、遊ぶ時や塾帰りの食費なども必要経費として、基本額と一緒に与えましょう。その合計で「欲しい物」「必要な物」「貯金」に使い道を分けて子ども自身に管理させることが大切です。