アップルもアマゾンもやっている。トップ企業が高業績をあげる“必須要件”とは

世界的に有名な企業は、その他の企業と何が違うのでしょうか。実は、世界株価の時価総額トップ5の企業のほとんどに共通していることがあるといいます。今回の無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』では浅井良一さんが、 アメリカの企業体制や雇用制度などを解説しながら、トップ経営者の話を引いて勝つためのマネジメントについて論じています。

勝つマネジメントを超えて 負けに不思議の負けなし

世界の株価の時価総額のベストファイブですが、1位はアップル2.8兆ドル、2位はマイクロソフト2.4兆ドル、3位はサウジアラムコ1.9兆ドル、4位はアルファベット(グーグル)、5位はアマゾン・ドット・コムです。

これらの企業に共通するのは、サウジアラムコ以外はドラッガーの言う知識(最大の資産)を活用した企業であるということです。

今日“知識”を活用しないでは、時代及び顧客のニーズそして欲求に応えることできず、ここが経済成長の基盤になるということです。内外問わずいかにして“知識”を引き出すか、現場、現実を通して顧客の現実、欲求、価値情報をつかむかが企業の未来を決するといえます。顧客の立場に達って、未来を起点にしてが企業に立ち位置となります。

プロ野球の野村克也さんが、江戸時代の大名剣客であった松浦静山の剣術書から引用して、こんなことを述べられているそうです。

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」だと。事業を行うについても原理・原則に則らないでは「負けに不思議の負けなし」で、たまたま「不思議の勝ち」を得てもやがては破綻します。

よりよくマネジメントを習得することは「負けないため」の在り方です。ひところ「成果主義」なるものがもてはやされて、あたかも先端の経営手法であり、これなくして業績向上はなされないかのように言われました。

しかし、結果は日本の社会環境や精神風土を考慮せずであって、浅はかに行ったがために無残な結果を招来してしまいました。

青森山田高校サッカー部で飲酒問題。監督が“隠蔽”を指示?寮の冷蔵庫に缶ビールで常態化の疑いも

今年1月、全国高等学校サッカー選手権大会で優勝し、高校3冠を達成した青森山田高校サッカー部に飲酒問題が起きていた。対処に当たった黒田剛監督が“隠蔽工作”を行ったという疑惑も浮上し、青森山田高校サッカー部は混乱状態に陥っている。高校サッカーの名門校で一体何が起きているのだろうか。

飲酒は常態化していた?青森山田高校の隠蔽体質

デイリー新潮によると、監督の隠蔽を告発したのは当時のサッカー部員。飲酒が発覚したのは昨年の2月で、200人以上が暮らすいくつかの寮の冷蔵庫からビールやチューハイなどが入っていたのを当時の2年生が発見したという。

その週末、サッカー部監督黒田剛氏(51)は飲酒していた生徒以外の部員を集めて説明を始めたものの、酒を持ち込んだだけの未遂だったと断定し、部員たちにも親や友達や新入生にも言わず、SNSにもあげるなと口止めを強要したと記事では伝えている。

黒田監督といえば、現在の高校サッカー界で名監督と呼ばれるほどの人物。黒田監督は1994年に同校サッカー部の監督に就任すると、決して強くなかったサッカー部を全国でも屈指の強豪校に育て上げた立役者だ。

そんな黒田氏から飛び出したのは、とても指導者らしからぬ驚きの“命令”だった。

1週間後、全部員の前で飲酒した20人の2年生が、全部員に1人ずつ謝罪をして回り、そのときも黒田氏は口止めを念押ししたという。

後日の直撃取材では、黒田氏は「自分は最高責任者ではないから」と明言を避けた。

一方、花田惇校長は寮で酒がみつかった事実は認め、10人前後の生徒を無期限停学処分にしたとうち明けたとしている。

3冠達成という華々しい結果を達成した裏で行われていた、飲酒問題隠蔽疑惑。高校サッカー界に激震が走ったこの問題はさらに追及されることになるだろう。

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不祥事を起こす名門高校にはある共通点が

不祥事が発覚したのは青森山田だけではない。

日本代表の古橋亨梧(26)をはじめ数多くのプロサッカー選手を輩出している大阪府の名門、興国高校では2月18日、副校長と生徒指導だった男性教諭が証拠隠滅の容疑で書類送検された。

同校の生徒が校内のトイレで大麻リキッドを吸引しているのを見つけ没収したものの、「評判が落ちるから」と警察に届け出ず隠蔽した疑いがもたれている。

また、奈良県の山辺高校サッカー部は2020年県大会で優勝した後、寮内で部員10人が飲酒していたことが判明。「個々の案件」として、高校総体に奈良代表として出場したものの、その後も飲酒や喫煙といった不祥事が発覚している。

2017年は宮崎県の強豪校、鵬翔高校サッカー部でも同様の飲酒が発覚。学校が隠蔽し、そのまま県大会に出場させている。

学校側が先回りして不祥事を行った生徒を守って隠蔽工作を図るなど、悪質なケースが目立っている。

高校サッカー界に激震!青森山田はどうなる!?

青森山田高校サッカー部といえば、3冠に貢献した松木玖生選手(FC東京)が2月18日の川崎フロンターレ戦で開幕戦先発デビューを飾り、話題となったばかり。

そんな活躍ぶりを台無しにするような残念なニュースが飛び込んできてしまった。

報道が事実であれば、寮の冷蔵庫からビールやチューハイなどが出てきたということは、飲酒が常態化していた恐れもある。しかし、何より問題なのは学校や監督による隠ぺい工作が行われていたことだ。

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間違ったことがあれば正しく指導することが学校の務め。飲酒をしていた部員の中にスター選手が入っていなければよいが…。

伊織もえ交際&同棲発覚で結婚秒読み。人気コスプレイヤーが貫いた10年愛、ファンも祝福で好感度爆上がり

人気コスプレイヤーの伊織もえ(29)に10年にも及ぶ真剣交際をしている男性がいることがわかった。お相手は伊織よりも10歳年上の一般男性で、スタッフとして仕事の手伝いなどをするカメラマンだという。2人は同じマンションで同棲生活をしており、伊織もその事実を認めている。

人気コスプレイヤーの伊織もえに交際&同棲発覚

2人の熱愛を報じたのは文春オンラインで、伊織がコスプレイヤーになる前からの付き合い。男性は常に伊織と行動を共にして活動を支えて裏方をこなし、マネージャーのような立場で現場にも同行しているという。

交際歴は10年と明かしており、伊織がまだ10代だった頃からの長い付き合いとなる。伊織は今回の報道を受けて自身のツイッターの更新。「本日報道された通り、10年前からお付き合いさせて頂いている方がいます。 突然の報道で皆様にご心配をおかけしてしまい申し訳ございません」としたうえで、「今後も『伊織もえ』としての活動に、真摯に取り組んでいきたいと思っておりますので、暖かく見守って頂けますと幸いです」と綴った。

伊織は「伊織もえの活動をしている限りは、(結婚は)考えていない」と語ったが、お互いの両親にも紹介済み。今はコスプレイヤーとしての活動が大事としながらも、将来的に結婚を視野に入れていることは間違いなさそうだ。

10年貫いた純愛にファンも祝福&好感度爆上がり

文春から直撃を受けた伊織は観念したのか、翌日改めて文春の単独インタビューに答えた。

「こうやって説明させていただける場があることはありがたいことです。正直、いつかは来ると思っていたので」とした伊織は包み隠すことなく、交際の事実を赤裸々に語った。

SNSのフォロワー300万人を超える、超がつくほどの人気コスプレイヤー。

2019年1月には初写真集「ぼくともえ。」を発売。昨年10月には2nd写真集「内緒話」を発売し、女性タレント書籍ランキングで1位に輝くなど、メガヒットを記録した。

そんな人気者であれば恋人の存在を否定しそうなものだが、「彼がいなかったら伊織もえ自体が誕生してない」と語るなど、全幅の信頼を置いていることを明かした。

伊織がここまで交際の事実をつまびらかにしたのには理由がある。

同じく人気コスプレイヤーであるえなこ(28)が昨年7月、プロゲーマーのけんきとの熱愛が発覚した際、「私、嘘つきたくないので」と包み隠さず自身の恋愛感を語っていたのだ。

このえなこの影響もあり、伊織は交際を認めたとみられる。事実上の交際宣言ともいえる伊織の説明にファンたちもショックを受けたかと思いきや、「10年間は凄い!」「まさに純愛。お幸せに」といった声が上がるなど祝福する雰囲気が漂っている。

伊織が正直に交際の事実を認めたこと、また10年間という長い付き合いだったことから、人気が落ちるどころか、むしろ好感度は上がったようだ。

ロシアの進軍は不可避だったのか。今ふり返るウクライナ侵攻前夜

21世紀最大の暴挙と言っても過言ではない、ロシアによるウクライナへの侵攻。国内外を含めほとんどの専門家も「まず起こり得ない」と予想していたプーチン大統領による軍事行動は、なぜ現実のものとなってしまったのでしょうか。今回のメルマガ『uttiiジャーナル DELUXE』では著者でジャーナリストの内田誠さんが、ソビエト連邦の崩壊からウクライナ侵攻前夜までを改めてふり返るとともに、この戦闘はどう考えても偶発的に起こったものではないと断言。あらかじめ想定されていた「戦闘に至るコース」に乗って始まった軍事衝突であるとの見解を示しています。

 

はじめに~アンナの故郷

ソビエト崩壊後の90年代、旧衛星諸国から日本に向けて「出稼ぎ」にやってくる人の流れがありました。主に女性たち。彼女たちの仕事先は風俗産業、なかでもキャバクラなどで、名目は「タレント」として、しかし実際にはホステスとして使われていました。

遡って80年代当時、キャバクラなどの業界で働いていた外国人女性の多くはフィリピン人でした。いわゆる「フィリピンパブ」ですね。当時の私は、来日した女性たち(フィリピーナと俗称されていました)が日本人男性との間にもうけた子どもの扶養や国籍など、様々な問題で苦しんでいた状況について取材していましたし、テレビ朝日の報道番組で報告したりもしていました。

90年代の始め頃だったと思います。別件でディレクターと2人で広島市を訪れていた時のことでした。市内最大の繁華街、通称「流川」(ながれかわ)のキャバクラの前を通りかかった時に、奇妙な謳い文句に目が惹き付けられました。

ロシア美女、多数来日!

店の外観はかつて取材した「フィリピンパブ」にしか見えないのですが、なぜか「ロシア人美女」とあります。ディレクターと2人、気になったので「客」として入ってみることに。

結論から言うと、システムはかつての「フィリピンパブ」と全く同じものでした。ただ「ホステス」と「タレント」のポジションを、フィリピン人女性から「ロシア人女性」に入れ替えただけ、というような店だったのです。女性「タレント」の調達先がフィリピンから「ロシア」に代わったということ。驚いたのは、「ショータイム」に彼女たちがホールで踊る簡単な踊りの振り付けも「フィリピンパブ」のときと全く同じ。もちろん、掛かっていた曲も全く同じ曲(マドンナの“La Isla Bonita”)でした。

そして、これが肝心なことですが、「ロシア人女性」はロシア人ではなかったのです。

私たち2人のテーブルについた2人の女性。1人は「アンナ」さん、もう1人の名前は忘れましたが、片言の日本語と英語で話しているうちに、「アンナ」さんはウクライナ人で、キエフの人。もう1人の方はベラルーシの人で、首都のミンスクからやってきたことが分かりました。いずれもチェルノブイリに近く、原発の話になると悲しそうな表情をしていました。来日の理由、あるいは少なくとも背景に、原発事故の影響があったことも充分推測できました。

その後、彼女たちがどこでどうしていたのか分かりませんが、考えてみれば、彼女たちの故郷はまさしく今、プーチンの軍隊が“進撃”しているルートに当たります。特に「アンナ」さんの国では、激しい殺戮と破壊が進行している最中。少年と少女が愛し合う「美しい島」は歌と空想の中にしか存在しないのかもしれませんが、ウクライナの人々の安全と独立が脅かされている今、「アンナ」さんの平和が一刻も早く確保されることを祈りたい気持ちです。

 

ウクライナ戦争における“真の勝者”が「中国」だと断言できる3つの理由

国際社会の制止にも一切の聞く耳を持たず、ウクライナへの軍事侵攻に踏み切ったプーチン大統領。2月28日に行われた停戦交渉でも具体的な成果が得られることはなく、戦火を交える両国でさらに犠牲者が増えることが確実の状況となっています。そんなウクライナ危機にあって「真の勝者」が存在すると明言するのは、ジャーナリストの上杉隆さん。上杉さんは自身のメルマガ『上杉隆の「ニッポンの問題点」』で今回、そのように判断する理由を3つ挙げそれぞれについて詳細に解説するとともに、外交巧者の中国が世界の覇権を手にする日も近いとの見立てを示しています。

 

【3つの理由】誰も書かない「ウクライナ戦争」の真の勝者

ウクライナ戦争での勝者は誰か?ロシアか?ウクライナか?あるいは別の国だろうか?時に、戦争に勝者はいないという。だが、今回のウクライナ戦争ほど、はっきりと勝者の姿が現れたのは珍しい。

敗者は明確である。攻撃を受けているウクライナ?国際社会からの信頼を失いつつあるロシア?あるいは、欧州の安全を守れなかったNATO?それともバイデン大統領になって対外的な力を失いつつある米国?答えは、国際連合である。

1945年に創設された国際連合、その耐用年数を過ぎているとはよく指摘されることだ。無理もない。戦後のプレゼンスは激変し、国際協調の枠組みも新しいものになっている。80年近く前の戦勝国による国際管理体制がいつまでも有効だとは誰も思っていない。

とはいえ、今回のロシアの動きが示すように、P5(常任理事国)がここまで国連自身を蔑ろにすると、存在理由そのものが問われることになる。理事会の決定は意味をなさなくなり、国際的な安全保障の枠組みも無効化してしまうと言っても過言ではない。日本などの国がかつて目指していた常任理事国入りという議論がほとんど起こらなくなっているのも頷ける。

一方で、今回のウクライナ戦争は、意外な者の頭上に冠を戴かせた。その国が得た3つのメリットを挙げれば、必然的にその理由も見えてくるだろう。

  1. 北京オリンピック中の非開戦公約を達成し、平和の祭典をアピール
  2. ロシアが受けるであろう経済制裁(SWIFTからの排除)の代替として、デジタル人民元を提示
  3. ウクライナ、ロシア双方にとって最大の貿易国となり、経済的な資源エネルギー戦略においても、また軍事的な意味でも圧
    倒的な存在となった

今回の戦争の勝利といえば、習近平の中国をおいてほかにいないだろう。戦争当事国でない中国が勝者というのは奇怪な解釈に思えるかもしれない。

しかし、今回の中国の対応は、ロシアという大国ですら、中国の影響力を無視できないということを見せつけた以上に、中国の承認を得れば、先進国の大半を敵に回してでも戦争ができるのだということを証明したことになる。

考えうる理由をひとつずつ解説しよう。

 

大臣どころか総理の椅子も。自民に擦り寄る国民民主・玉木代表の野望

先日行われた衆院本会議で、野党でありながら政府予算案に賛成するという異例の対応を見せた国民民主党。同党を巡っては昨年にも「自公政権入り」が囁かれましたが、玉木雄一郎代表の真意はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、国民民主党の狙いと、玉木代表の壮大とも言うべき野望を推測。さらに彼を取り巻く「複雑な方程式」を解説しています。

【関連】野党・国民民主が自民急接近で“連立入り”狙う?異例の予算案「賛成」にネットも困惑

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2022年3月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

与党入りだけではない? 国民民主玉木代表の野望

国民民主党の玉木雄一郎代表の発言が目立っています。例えば、2月27日にはガソリンの急騰対策として一時的に揮発油税を軽減する「トリガー条項」の凍結解除を政府に求めたそうです。これは純粋ポピュリズムですが、反射神経の良さをアピールしたいということでもあるのでしょう。

反射神経ということでは、ウクライナ情勢に対して西側が行った経済制裁に関して、日本がすぐに同調しなかったことについても、岸田政権の対応を「遅い」と批判するなど軍事外交面でもアピールをしています。

極め付けは予算への賛成です。2月21日に衆院予算委員会で採決された、22年度予算案については、自民・公明の与党と、国民民主党による賛成多数で可決されました。予算案は行政府の政策の柱ですから、それに野党が賛成するのはきわめて異例です。

こうした動きの背景には、与党入りを狙っているなどの声がありますが、これは「まんざらフィクションでもない」と思います。

まず直近の政治日程としてあるのは、7月の参院選です。現在の国民民主党は参議院に12議席を有していますが、このうち7議席が改選になります。ということは、まず国民民主としては今回の選挙は正念場であり、党勢を維持して拡大するためには非常に重要な選挙になります。ただ、改選議員の知名度ということでは、それほどではないので、とにかく党としての集票に必死ということが言えます。

一方で、もう少し先まで考えてみると、国民民主という政党には「与党入り」するチャンスがないわけではありません。あるとしたら、次の2つのパターンです。

  1. 総選挙で自民党が大敗し、自民公明だけでは過半数に達しない場合に、重要なキャスティングボードを握った格好で連立政権の与党入り。
  2. 仮に憲法問題などで公明が与党を離脱した場合、国民民主だけで必要な数を満たす場合は、率先して与党入り。

もちろん、この両者のパターンにおいても、自民党が維新と組む可能性はありそうです。ですが、全国区と一部はうまく行っている東京ではいいのですが、大阪では維新と自民は支持基盤も含めて超ライバル関係にあるわけです。大阪ではお互いを敵として必要とする関係と言ってもいいでしょう。

ということになると、自民党が維新と連立するのは非常に難しいわけです。その場合に、中道政党として連立に入れば、大臣のイスが自動的に転がり込んで来るし、数名の議員は副大臣や政務官になれるかもしれません。国民民主はこれを狙っているわけです。

 

人口カバー率96%達成と新体制で見えてきた楽天モバイルの本気度

楽天モバイルが新CEO、新社長の就任を発表しました。新執行体制による狙いと課題について、メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんが解説。人口カバー率96%を4年も前倒して達成させた矢澤氏が、総務省とのパイプを生かしプラチナバンド獲得に力を発揮すると見て、この3月からの「楽天モバイルの本気」に注目しています。

 

タレック氏がCEO、矢澤氏が社長に就任──人口カバー率96%達成で楽天モバイルが本気を出してきた

楽天モバイルが2月25日に「楽天モバイルの事業に関する発表会」を開催。代表取締役の異動および新執行体制が発表され、タレック・アミン氏がCEOに、矢澤俊介氏が社長になることが明らかにされた。筆者はすでに2月28日からスペイン・バルセロナで開催される「MWC 2022」に向けて渡欧中ということで、リアルの会見には参加できなかったが、スペインのホテルで早朝、ネットでチェックした。

「そもそも、なぜMWC直前のタイミングに会見を開くのか」とも思ったが、タレック・アミン氏がCEOになると決まった状態でMWCに参加したかったのだろう。楽天モバイルというか、ネットワークプラットフォームを世界に売っていく楽天シンフォニーがMWCでイベントを開催する予定であり、CEO就任を名刺代わりに、世界に楽天シンフォニーをアピールしていくのではないか。

三木谷浩史会長曰く「楽天シンフォニーですでに数千億円規模の売り上げが期待できる」ということで、このタイミングで一気にRCP(Rakuten Communications Platform)」で勝負をかけていきそうだ。

新社長の矢澤俊介氏はもともと楽天市場で実績をつくり、楽天モバイルでは全国の基地局敷設に尽力。楽天モバイルでは当初、基地局整備を外注しようとしたが、あまりの工期の遅さと金額に早々に方向転換。自社で基地局整備をしていくということで、楽天市場や楽天トラベルの社員を異動させ、自力で交渉に当たっていった。

計画を4年前倒して、全国96%の人口カバー率を達成した功績が認められて、矢澤俊介氏が社長になったと思われる。山田善久社長はどちらかといえば会社の設立における「顔」としての存在が大きかった感があるが、矢澤社長は、楽天経済圏といかにシナジーを発揮させるかに注力していきそうだ。

これまでの楽天モバイルは、ユーザーを増やしたくてもKDDIへのローミング接続料がかさんで赤字が増えるというジレンマに悩まされ続けてきた。しかし、人口カバー率96%を達成後、ローミングを打ち切っていけば、赤字の減少に繋げることができる。この3月以降、契約者を一気に増やしつつ、楽天経済圏とのシナジーをユーザーに提供できれば、さらに収益構造を改善することができるのではないか。

また、楽天モバイルとしては今後、プラチナバンドをいかに獲得するかが生命線となってくる。その点、矢澤新社長はこれまでも総務省との交渉に当たってきた。社長というポジションを生かし、総務省と交渉しつつ、世間に「欲しい」というアピールもできる立場を両立できるのではないか。

昨年8月21日にBUSINESS INSIDERで「最終赤字654億円でも楽天・三木谷氏が本気を出すのが3月からの理由」という記事を書いたのだが、まさに楽天モバイルはこの3月から本気を出していくことになりそうだ。

 

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ホンマでっか池田教授が考える「ペットの寿命」と「ヒトの余命」

人間よりも寿命がはるかに短い飼い犬や飼い猫は、たいていの場合、飼い主より早く亡くなってしまいます。愛情が深ければ深いほど、死別による悲しみや喪失感も深くなり、「ペットロス症候群」と呼ばれる症状が現れる人もいるのだとか。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、生物学者でCX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみの池田清彦教授が、ペットの寿命による人との別れを考えます。そのなかで何度も飼い主に先立たれたであろう長寿のゾウガメを紹介し、その脳の構造から飼い主との間にどのような感情を通わせていたか推し量っています。

 

ペットの寿命と自分の余命

昆虫学者の石川良輔がペットのクサガメとの交流の日々を描いた『うちのかめ オサムシの先生カメと暮らす』(八坂書房)と題する本がある。このクサガメは石川先生に懐いていて、家の中を自由に歩き回ってとても幸せそうであった。石川先生もカメ以上に幸せそうだったが、どんな幸せも永遠に続くことはない。

この本の出版年は1994年。当時、このクサガメはすでに35歳、石川先生も63歳であった。クサガメの寿命は最長50歳くらいと言われているので、現在は鬼籍のカメに違いない。石川先生は91歳でご健在のようであるので、大分前に愛カメと悲しい別れがあったのだろう。

生き物を飼う人は多いけれど、飼い主と飼っているペットが同時に死なない限り、いずれ別れの時が来る。イヌやネコといった、寿命がヒトよりもはるかに短いペットと暮らす人は、余程歳をとってから飼い始めない限り、ペットに先立たれるのが普通だ。ペットに先立たれるのは、親に先立たれるよりも悲しい人が多いようで、ペットロス症候群という大層な名前まで付いている。ペアレントロス症候群なんてのは聞いたことないものね。

自宅の近くに高乗寺という寺がある。1394年開山とのことなので相当の古刹である。寺山修司や忌野清志郎の墓があるずっと奥に犬猫墓地があって、いつもお線香とお花が絶えない。人間の墓はお盆とお彼岸を除いて閑散としているのとえらい違いである。

今まで、いつもそばにいたペットがいなくなるのは、日常の一部に穴が開いたようでさみしい、という気持ちになる人が多いのは、悲しみという感情が希薄な私でもよく分かる。日本で一番有名なネコであった、養老さんちの「まる」が死んだあと、『まる ありがとう』という本の中で、養老さんは次のように語っている。

「死んでしばらくは玄関の引き戸の隙間を残す癖がなかなか抜けず、うっかりしっぽを踏まないように足元に気を付けたり、居そうな場所にふと視線が向いた。そういう時に、居ないな、何でいねえんだよと思う。ああ、そうか、死んだのかと気づく」

城山三郎に『そうか君はもういないのか』と題する著書がある。愛するものを失った寂寥は、ヒトでもネコでもイヌでも同じである。ずっと大事にしていた万年筆を失っても、残念だ、不便だ、という思いはあっても、悲しいということはない。イヌやネコとは感情が通じ合って、相思相愛の仲になれるが、万年筆は感情を持たないので、そこまでの思い入れは生じないのだ。

 

世界が批判。韓国の与党大統領候補がウクライナ危機に大問題発言

いよいよ3月9日に投開票を迎える韓国大統領選。与党は文在寅氏の後継として李在明氏を立て激しい選挙戦を展開していますが、これまで数々の記事でお伝えしてきたとおり、李氏には政治家の資質として欠けている部分が少なくないようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、李候補のウクライナ危機を巡る不適切発言と、後にその真意を「対立候補の外交に対する不安を指摘したもの」とする呆れた言い訳の内容を紹介。さらに最終盤を迎えた戦局の様子を詳細に伝えています。

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戦争をネタに人を馬鹿にするにもほどがある

李在明(イ・ジェミョン)民主党大統領選候補が最近、テレビ討論でロシアのウクライナ侵攻をウクライナ大統領のリーダーシップのせいにする発言をし、世論の批判を受けた後に釈明した一連の過程を記した記事を、ドミトロ・ポノマレンコ駐韓ウクライナ大使がツイッターで共有した。

同大使は2月27日、ツイッターに「ウクライナ大統領関連発言に謝罪した大統領選候補」というタイトルのコリアタイムズ記事をリツイートした。記事には李在明が25日の大統領選候補テレビ討論で、ゼレンスキー大統領を「6カ月の初心者政治家が大統領になり、ロシアを刺激したため衝突した」と発言したことが書かれている。これはロシアのウクライナ侵攻の第一次責任がウクライナにあるという荒唐無稽な趣旨であり、国内だけでなく韓国の大統領選挙を見守る全世界の外交関係者を驚愕させた。

後になって「ユン・ソンヨル候補の不安な外交安保観を指摘したもの」とし、その責任を野党候補に転嫁したわけだが、頭が狂っているとしか思えない。ただでさえ現政権の親北朝鮮・親中・親ロ行動が深刻な状況だ。米国の関心がロシアに注がれたすきに乗じて北朝鮮の金正恩は27日、中距離弾道ミサイルをぶっ放し、「偵察衛星開発用試験」と堂々と発表した。それでも青瓦台は「遺憾とする」などとだけ発表するという情けなさ。文在寅は約2か月で退任するが、与党候補の認識までこれだから、問題は深刻だ。

コリアタイムズをさらに見ると、李候補の発言を公に批判した尹錫悦候補と陳重権(ジン・ジュングォン)元東洋大学教授のフェイスブックの書き込みも掲載している。尹候補は26日、フェイスブックに「ジェレンスキー・ウクライナ大統領は海外に逃げて行かず、首都キエフに残って決死抗戦を貫いている。李候補の発言は、彼を支持した72%のウクライナ国民を愚弄する行為だ。ロシア侵攻がウクライナのせいだということも深刻な無知の所産」と李候補を強く批判した。

陣元教授は「砲撃で割れた窓ガラスをかたしながら涙声でウクライナの国歌を歌う女性の姿、召集されて去っていく父が泣きながら幼い娘の頬にキスをする姿などを世界の人々がすべて見ているのに、票に目がくらんだあなた(李在明)だけには見えないのか」とし「それでも、あなた、人間ですか」と直撃弾を飛ばした。

李候補の発言は英米圏最大インターネットコミュニティの一つである「レディット」にも共有され国際的な論争の的になった。レディットには「韓国の民主党大統領候補は討論会でウクライナ大統領がロシアを刺激してロシアが戦争を起こしたと言った」というタイトルの文と該当発言が含まれた討論会の映像が掲載されている。

ロシア軍「極東部隊を欧州付近へ移動」は“独ソ戦”再来の布石か?真空爆弾の使用情報も

依然としてロシア軍との戦闘状態が続いているウクライナ情勢。だが1日、さらなる不安を想起させる情報が入ってきた。ロシアのインタファクス通信発ロイターの報道によると、ロシア東部軍管区の発表として、極東に駐留する部隊が、欧州とアジアに接する国境付近に位置する南西部アストラハン州で演習を実施すると報じた。アストラハン州は、ロシア連邦を構成する州のひとつで、一部はカスピ海に面し、東にカザフスタン、西にカルムイク共和国と接している。報道によると、同州で軍隊の長距離移動訓練などが行われるという。

この報道に、日本のネット上では「北方領土の軍隊が手薄になるぞ」「北方領土を奪還するなら今だ」などと呑気なコメントが投稿されているが、ロシアの極東部隊を、わざわざ欧州近くまで移動させるプーチンの意図が気になる。ロシア中の軍隊をウクライナ周辺に集結させて、ウクライナのみならず欧州側にも一気に攻め込むつもりなのだろうか?

そんな中、ある「気になるニュース」が2月26日に報じられている。同じくロイターが伝えた、「ドイツ、ウクライナへの武器供与決定 慎重姿勢を転換」の一報だ。

これまでウクライナへの武器供与については慎重な姿勢を見せていたドイツだが、他の西側諸国と歩調を合わせるかのように2月26日、ウクライナへの武器供与を決めたことを明らかにしている。

ドイツのショルツ首相はツイッターで「ロシアのウクライナ侵攻はターニングポイントだ。プーチンの侵略軍に対して防衛する上でウクライナを支援することはわたしたちの責務。そのため、ウクライナに1000個の対戦車砲と地対空ミサイル「スティンガー」を500個供給します」と投稿している。

この表明に、ウクライナのゼレンスキー大統領は歓迎するとツイッターでコメントを出した。

このドイツによる武器供与のニュースを受けて「ある懸念」が頭をよぎる。怒りをおぼえたプーチンが、欧州周辺に集結させたロシア軍をドイツおよび欧州諸国にまで侵攻させるようなことがあれば、それこそ「独ソ戦の再来」という悪夢が現実になる可能性もある。

独ソ戦(東部戦線)とは、第二次世界大戦中の1941年から1945年にかけ、ナチス・ドイツが中心の枢軸国と旧ソビエト連邦(ソ連)との間の戦争のこと。ナチス・ドイツのヒトラー総統が「これは絶滅戦争だ」と断言したことで、血で血を洗う凄惨な戦いが始まったのである。当時、ソ連は首都モスクワの前面まで攻め込まれたが、英米ら連合国とともに反撃し「ベルリンの戦い」でナチス・ドイツを敗北させた。一連の独ソ戦で、ドイツ側の犠牲者は1075万8000人(諸説あり)、旧ソ連側の犠牲者は2660万人(現在のロシア当局の公式発表、諸説あり)とされている。

さらに、一部の報道ではロシア軍がウクライナ侵攻にあたって、大量破壊兵器として知られる「真空爆弾」を使用したという。ロイターの報道によると、ウクライナの駐米大使であるマルカロワ氏は28日、「ロシアは本日、ジュネーブ条約で禁止されている真空爆弾を使用した」と述べたという。もし、これが本当だとすれば、プーチン率いるロシア側の常軌を逸した攻撃がさらに激しさを増す可能性はますます高まっていると言えるだろう。

今回のロシア極東部隊の欧州方面移動、そしてドイツによるウクライナへの武器供与について、ネット上には不安視する声も多くあがっている。

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